Sweet dreams

自分は写真というものがあんまり好きではありません。昔から撮るのも撮られるのも。撮られるのが好きではない理由は明白で、そこに映っている自分が醜いから。別に期待をしているわけではないのでしょうが、心のどこかで「自分ってこんな感じなのか」と思ってしまっているんでしょうね。だからずっと好きではなかったのですが、このところは普通にそれを受け入れている自分がいます。それが自分の容姿が前よりマシなように感じているのか、それとも期待をしなくなった自分がいるのかわかりません。ただ一つだけ言えるのは、自分を受け入れてくれる人が撮っている。だから受け入れられるのかもしれません。

最近Twitterを辞めました。どうせまたすぐに復活するんだろと思われるかもしれませんが、今のところは復活するつもりはありません。別に大きな理由があって辞めたわけではないのですが、大きな理由があるから辞めたと思われるくらいどっぷり浸かってしまっている自分、その中で段々と発言を取り繕って行く自分に気がつきました。そう思い始めると不思議なことに何をツイートしていいかわからないもので、縛りのようなものを感じて辞めました。本来的にチラシの裏でさえあればいいと思うし、言いたいこと伝えたいことはここに書けば良い。人が嫌で辞めたわけではないことをご理解頂ければ。

こうして稼働しているSNSはInstagramのみ(Facebookも一応登録はしてるけど)になりました。これを機にインスタグラマーを目指してみようかなと写真を撮る意識を持っているのですが、そもそも出資馬のパドックでも写真を撮らないような人間がそんな風になれるわけもなく、ただただ他の人が写真を撮ってるタイミングで真似をして写真を撮るのが精一杯。そこにあるのは誰かが撮った何かと同じものがあるだけで、それなら別に無理する必要もないのかなと思いました。別に誰もお前に写真を撮れなんて言ってないよというツッコミが聞こえてきそうですが、まあそういう感じです。

写真は素晴らしい思い出になるし、場合によっては栞のような存在かなと思います。でも僕が撮る写真は全て、美しいものを見たあとに残ったものであることが多く、本当に心に残ったものが写真フォルダに残っていることはまずない。美しいものを待って構えてはいないし、構えながら撮ったものが果たして本来的に美しいと感じられるのかなと思っています。大事なのはそのものが自分の目で見れたときの感情。そこさえ大事にしとけばいいのかなと思い始めたら、そこを共有できた人を大事に思えば良いのかなと思いました。それこそが本来的な栞であるべきだと思うし、そこで感じたことはそこを共有した人に話すべきで、別にSNSに載せる必要はないのかなって。そんなことを思う2018年の夏の終わりでした。

かもめ島特別に出走したアグレアーブルは3着でした。
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※画像はシルクHC公式FBより

岩田康誠騎手
「道中は折り合いも問題なくいい感じで運べたのですが、大事に乗り過ぎてしまったかもしれません。仕掛けてからのエンジンのかかりが遅く、直線では窮屈になってしまいました。これほどのスローペースなのだから、途中から捲ってきた馬と一緒に上がって行くぐらいの気持ちで、積極的に騎乗すれば結果は違ったと思います。前走のようにもっとノビノビと走らせるべきでした。申し訳ありませんでした」

斎藤誠調教師
「レース前に『小細工せずに積極的に騎乗してほしい』と岩田騎手には話していたのですが、上手く意思疎通ができていなかったのかもしれません。ここでは力が上だと思っていましたし、途中から捲っていって早め先頭からでも押し切れるイメージを持っていたのですが、このような結果になり申し訳ございません。ここを勝って、札幌のクイーンステークスに向かうプランを検討していたのですが、それも叶わなくなったので、中1週で函館の自己条件に行くか、札幌まで待つか、レース後の状態を確認してから判断したいと思います」

レース前は「相手はそこそこどころかかなり強いけど頑張ってくれないかな~」なんて思っていました。まぁどんな相手だろうと理由なく大敗することはないので前走のようにスムーズにすすめてもらってあとは能力次第というのを期待していましたので、レース中は「あー岩田くん…笑 それはだめなんじゃないかなー笑 あーやっぱり(苦笑)」って感じで。まぁ悔しくもあるのですがこの馬に関しては前走も書いたように無事にできる限り高いところへという感じなので、まぁ相変わらず馬は頑張ったし能力あるところも示したし、次のレースはチャンスがあるだろうという感じ。もはや達観してるんですよ。闘争心なんて皆無。(西野七瀬 なのでレース後のコメントをみて「あーまた騎手に謝られてるやん…笑」ってのも正直な感想でした。へークイーンS行こうとしてたんだ。そんな想像全くしてなかったな…って。

斎藤誠調教師
「競馬の後も異常はありませんでした。勝ってクイーンステークスと思っていたので、今回の結果は誤算でしたが、その後クイーンステークスはフルゲートに満たないだろうという情報を聞きました。勝った時を想定してモレイラ騎手を抑えていたので、出走の可能性を信じて、このまま調整を進めていきたいと思います。実際のところ函館最終週の自己条件はメンバーが強いと聞いていましたし、レース後はトモが少し寂しく見えるので、回復のためにも中2週ぐらいは空ける方がいいと思います」

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一口馬主を初めてから一番驚愕した瞬間だったかもしれません。クイーンS出走????鞍上モレイラ????意味がわからないwwwwwとなった。こんな展開はさすがに想像したことがなかったのでシンプルにびっくり。しかも鞍上モレイラってあなた…。さすがにサプライズすぎるでしょ。

真面目な話、あくまで状態次第なわけでそこの判断は冷静に判断してほしいですね。ここで無茶をする必要はないですし、本当にゴーサインを出せる状態ならと思います。それに現状は1000万下条件の馬なわけでいくら出られそうという情報でも直前まではわからない。だからあんまり期待しないようにしようと思っています。でもね。こういう展開になって本当に嬉しい。自分はこの馬に関して本当に能力のある馬だと思っているので、少しでも高い舞台でその力を見せる機会があるのであれば喜ばしいことです。ファンディーナの件もありましたし、能力のある馬がその力をフルに発揮せずに終わるのは悲しいこと。でもこの馬に関しては正直諦めていたところがありました。だから胸が高鳴ります。もちろん勝つのは難しいと思いますし、そんな簡単なわけがない。でも2歳時にはクラシックに絡む馬だと言われていた馬が残り少ない時間でたどり着けるのであれば…本当に嬉しいし、そういう思いをもって関係者も関わっていたのかなと思わされます。ああ待ってよかったなぁ…と、まだ何も起こってないですが、この事実だけでお腹いっぱいです。あとは運命を待ちます。

ファンディーナの引退が発表された翌日のこのニュース。皐月賞後に高いところで当たりたいと思っていたソウルスターリングそして同世代のモズカッチャンやディアドラ…こんなこともあるんだなぁ…という感じです。競馬は深いね。そう思わないかい?碇シンジくん。

ファンディーナの引退が決まりました。

谷川牧場第一分場で調整されています。骨折した箇所の周辺を中心に、先週末にレントゲン等で詳しく調べてみたところ、骨片が遊離したまま筋肉で固定し切れていない状況であることが分かりました。それによって運動中に馬が違和感を覚えて、トモの踏み込みのぎこちなさに繋がっているのだろうとの診断で、これ以上骨片が固定されることを期待するのは難しいだろうとの獣医の見解です。これを受けて関係者で協議した結果、骨片が遊離した今のままの状態で、これ以上のペースアップは困難であり、断腸の思いですが、このまま復帰を断念してファンドを解散することが決定いたしました。今後は谷川牧場で繁殖牝馬となる予定です。谷川貴英代表は「何とかして競馬場へ戻したいと、時間を頂戴してここまで加療に努めてきましたが、高野調教師とも相談した結果、これ以上は難しいだだろうとの判断で、復帰を断念することが決まりました。皆様にもう一度、ファンディーナの走りを見てもらうことが叶わず、出資会員の皆様には大変申し訳なく思っています。良い仔が生まれたら必ずクラブへ戻すつもりです。今度は母として、仔に夢の続きを託したいと思います」とのことです。これまでのご声援、誠にありがとうございました。精算は8月末の予定です。(7月10日臨時更新)

引退が発表されてからアクセス数が増えていたので、多少なりとも自分の意思や感想や心境に興味がある人がいるのかなと思いながらこの記事を書いています。その時その時の感想はこれまでの記事で嘘偽りなく書いていますし、特にこの馬に関しては間違いなくその時の感想を書いてきたと言えるものなので、もし良かったら覗いていただければと思います。
出資を決めた時の記事
名前決定記事
デビュー戦勝利記事
つばき賞勝利記事
フラワーカップ勝利記事
皐月賞出走決定記事
皐月賞レース後記事
高野調教師とのお話記事
ローズSを見に行った記事
秋華賞後記事
リゲルS後記事
レース後が思わしくなかったときの記事
骨折発覚記事

怪我が発覚したあの日から今日まで思っていたこと。それは二度と競馬場で見ることはできないかもしれないけど生きているだけでまた夢が見られるんだからという気持ち。と同時になんとかもう一度競馬場であの弾むような走りが見たいという思いでした。こうなってしまうことは覚悟していましたが、今は率直に悔しいなと思っています。

今までの記事でも書いていますが、別に自分は世間で言われているようにローテやレース選択に対する不満みたいなものは一切ありません。あの時あの場面に戻って考えたとしても納得できるものしか存在していません。皐月賞までの過程はもちろん。皐月賞以降のことについても何も思うところはない。何が悔しいって急に出てきた惑星のように一瞬で多くの人を目と心を奪うことができるほどの才能なのに、結果的には流れ星のようにして終わってしまったこと。これが運命だというのなら受け入れるしかないのですが、こんな意地悪なことがあるのかなと思います。こんな馬に自分が出会えるチャンスもそうあることとは思えませんし、この馬の走りやレースぶりに魅了された時間の幸福度が高かったからこそ悔しいなぁ…と思います。この感情はもしかしたら凄く失礼な話なのかもしれませんけどね。

この馬を通して思うのはやっぱり願うことってのは実現しないんだなと思います。この馬は出資時に桜花賞に出るような馬になればいいと思いましたが結果的には出れなかった。デビュー後は東京2400mの舞台で走る姿が見たいと思いましたが出ることはできず。万全の状態で秋には力を見せてほしいと願うも結果的には万全な姿を見ることはできず。このレベル馬ですら、こんな素晴らしい夢を見せてくれる馬ですらそうなのだから、もうそういうものだと思うしかないのかなと思います。願ったら負けというか。でもだからこそ願ったことを叶えたいですよね。僕の今の一番の目標は出資馬が皐月賞に出走し、そして勝つこと。無理なことかもしれません、これだけはなんとかして叶えたいですね。

夢の続きは産駒に…ともちろん思っています。おそらく叶うなら絶対出資するでしょう。だからこそ過度な夢を期待するのは一番良くないことかなと思います。この馬の才能がそんな簡単に引き継がれるのであればそんな苦労のない話はないので。母ファンディーナだけどファンディーナとは別の馬。この気持はもっておきたいなと。でも少しでも長生きして多くの産駒が生まれればいいし、そのニュースを聞くだけで僕は頑張れると思います。苦しい競争生活でしたから、少しでも幸せな余生を過ごしてほしい。

10年前の今頃、EURO2008が開催されスペイン代表がとても魅力的なサッカーで優勝を果たした。そのエースだったフェルナンド・トーレスが、そして中盤でとてつもない才能を見せていたイニエスタが日本でプレーをすると言ったら自分は信じない。1年前の今頃、来年にはファンディーナは現役生活を終えていると言っても信じない。可能性としては想像しうるけど信じないでしょう。自分が明日生きているかもわからないんだなぁと思うと、1日1日を大事にしてとにかく今を生きて行くしかないのかなって思ってしまいました。たかだか出資馬の引退くらいで大げさだなぁと思われてしまうかもしれませんが、そんなことを思い直すきっかけになりました。頑張るときはいつも今。これはファンディーナが怪我をしたあたりから使い始めているのですが、頑張ることができるほど価値のあることっていうのは貴重だし大事にしたいですよね。この馬から学んだのはそういう部分が大きいかな。きっと平々凡々で才能も無ければ地位もない自分が、ファンディーナみたいな特別な才能に出会うことができたからこそ普段とは違うことを思えたのでしょう。もちろん一出資馬ですが、それだけでは収まりきらないほどの存在であることは間違いないです。

皐月賞の4コーナー。今でも目を閉じてその時の光景を思い出すと胸の高鳴りが収まらない感覚になります。そんな光景に今後どれくらい出会うことができるでしょうか?そんな光景を見せてくれてありがとう。素晴らしい時間をありがとう。素晴らしい夢をありがとう。頼むから長生きしてください。


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