先週日曜日の東京ダート1600mの新馬戦でデビューしたフロントラインは8着でした。
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C.ルメール騎手
「良いスタートを切れましたし、直線までは自分のリズムで進めることが出来ましたね。ただ、その割には直線で段々と疲れてきてしまいましたし、距離が長かったのだと思います」
小笠倫弘調教師
「直線まで自分の形で進められたのに、最後はパタッと止まってしまったところを見ると、ルメール騎手の言う通り距離が長かったのだと思います。ただ、スタートを決められて、競馬の形としては悪くなかったですし、すぐにチャンスは回ってくるはずです。除外で予定が延びてしまいましたし、優先出走権も獲れませんでしたから、この後は一息入れる方向で考えています」
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久々に断然人気の新馬戦でした。個人的にはその人気は間違っていなかったと思うし、直前の坂路であんなに良い時計を出している馬にクリストフルメールが騎乗となればそれはそうですよね。競馬場に行くまではブログに書いていたように”普通に勝つでしょ”と思っていました。パドックに最初に出てきた時、そのはちきれんばかりの馬体を見て素直に凄い身体だなと思ったんですよね。自分は大体いつもパドックの掲示板側の一番上のところから反対サイドを歩く馬の歩様を見ています。すると何周かすると何故か他の馬に比べてちょっと小さく見えたんですよね。馬体の割に大きく見せるとか小さく見えるっていうことはあると思いますが、それって様は筋肉のしまり具合だとか毛艶だとか、意気揚々と歩く様でそう思うんじゃないかなと思っているんですが、フロントラインに関してはちょっとそれを感じなかった。感じなかったまでは言いすぎかもしれませんが、そんな感じの違和感を感じたので、珍しくその後パドックの最前線まで行って馬をじっくり見ました。が、その感覚がそんなに変わらなかったんですよね。人気してる時ってもちろん意識しちゃいますが「ひぇ~人気してる。でも良いレースになるでしょ」って感じの気持ちになるんです。でも今回は「人気してる…から良いんだよな?凄く良い感じには見えないけど…」という感じ。騎手が乗った後、さらに馬が沈んでる感覚がしたんですよね。体幹的なところがもしかしてまだ出来てないのかな…なんてそんなことを思いながらレースを迎えました。

レースは抜群のスタートを切っていきました。この時点では戦法は決まったし、これで負けるなら仕方ないくらいに思っていましたね。ほぼノープレッシャーだったように思うし、これで伸びなかったら力負けだな~と思っていたからこそさすがにこの結果は凹みました。レース前から「距離は少し長いかもしれない」というコメントは出ていたものの、レベルとか考えても少なくとも”こなせる”くらいのところは見せて欲しいなと思ったし、負けるにしても負けすぎかなと。もちろんあのスタートが切れるんですから能力がないわけじゃないだろうとは思いましたが、最後は完全にバタバタだったのでいやこれは参ったな…と。レース後の正直な感想はこんな感じでした。

しばらくレースのことを忘れてから今振り返ってみると、自分が勝手にショックを受けているのってある出資馬と重ねているからだなと思いました。スペシャルギフトです。新馬戦はルメール騎手鞍上で京都ダート1800mで逃げ切り。その後は短距離路線に移ってダートに芝にと活躍をしてくれた自分の一口出資馬の中でも功労馬です。フロントラインは同じく栗毛で馬体重もほぼ同じくらいです。そんな彼に重ねて勝手に落ち込んでいたのですが、じゃあスペシャルギフトってどんな馬だったかなと思うと、フロントラインの様に重戦車のような馬体じゃなくて、もっとすらっとした脚の長い馬だったなと。そりゃフレームが違えばこなせる距離も違うし、そもそも同じ馬じゃないわけです。自分がまさにパドックで感じた違和感ってそれだったのかもしれません。もちろんフロントラインが劣っているとかそういうことじゃなくて、違う馬のこと重ねて勝手に違和感を感じていたのかなと。そう考えるとある程度余地を残した状態でもこのレースができたことを喜ぶべきなのかなと思いますよね。よねってお前が勝手に落ち込んで勝手に持ち直しているだけなのですがそんなことを思いました。あとこの日の内ラチ沿いは重かったと言う話も聞きましたし、逃げた馬が結構ばったり止まっている感じもしました。ある程度余地がある中で距離が長く馬場も味方しなかったとなると、まあしょうがないのかなと。テンの(二の脚かもしれませんが)速さは特筆できるものだったと思いますし、元々はダート1400mの新馬戦に投票していた馬なので、次走短縮してどれくらいできるかを楽しみにしたいと思います。結構凹みましたが、凄く勉強になりましたし、競走生活を振り返る時にこんなこともあったねと笑えれば。最近負けすぎて感覚を失っていましたが、負けて始まるそこからが本当の勝負。この馬体を見たら勝ちあがれない馬のはずがないので、脚元に気をつけて無事にまた競馬場で姿をみせてくれれば。
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※写真はいつもの同行者提供です。ありがとうございました。