今週はローズS。台風で無事に辿り着けるかわからない中、ノリで付き合ってくれた本当に優しい友人と一緒にガラッガラの新幹線に乗車して初めて阪神競馬場に行ったのが2年前だと思うと、時の流れは早い。思えばあの頃が人生で一番荒んでて斜に構えていた。

新幹線乗車からローズSのパドックまで、ずっとニンテンドースイッチでゲームをしていた。そこまでゲームに熱を持たない人間で、そもそもゲーム機を持って行動するのが好きじゃない。それなのにずっとゲームをしていた。競馬場の席に座って台風の余波による風を受けながらゲームをしていたのだ。自分は秋の初戦となるトライアル競争が好きだ。春に活躍してきた馬が休養を挟む間、上がり馬が力をつける。それらが一同に会し、そして大体が「やっぱりクラシックを戦ってきた馬は凄い」という気持ちになるからだ。そしてそれを自分の出資馬に求めていた。そう思いながらゲームをしていた。

一緒に居た友人にどう見えたかはわからないが、その時はかなりガッカリしていたはずだ。しかし自分はそれを隠そうとしていたはず。その向き合い方が今の自分には気に入らない。トンボ返りで帰京後珍しく友人たちと朝まで酒を飲んだ。最近では珍しくないがずっと吐いていた。隠しきれず酒に便って醜態を晒すなら、飲んでいる最中に悔しい思いをひたすら語っていたほうがマシだ。

「まだ乗り出しして間もないのですが、B坂路でも全然前に進んで行かず、併せ馬でも遅れてしまっています。トモに力がないので、もう少し力を付けないといけないですね。姉(クードメイトル)よりは、やはり全兄(グランソード)にそっくりですので、長い目で見ていきましょう」

昨日更新されたレヴドゥギャルソンのコメントを見て凹んだ。以前にこの一族のことを記事にしていたことがある。ここで書いた良くない展開にハマっているんじゃないか薄々感じていた。しかし「全兄とは違う」という場長のコメントをはじめ、自分自身も馬体の造りは違うかな?という半信半疑の鬩ぎ合いをしていたのだ。当歳時からずっと見てきて走る準備の最終段階でのコメントが、能力を発揮できていない全兄と一緒というのはさすがに凹んだ。コメントという点では今までで一番凹んだかもしれない。それは恐らく自分も感づいていたからだ。

この話にオチなどない。ただただ凹んだという話だ。しかし走る前からその馬の運命まで全て見通した気で語るのはさすがにかわいそうだ。今上手く走れないから未来も上手く走れない訳ではない。この先どんな変貌を遂げるか楽しみにしている。それはもちろん全兄も含めて。斜に構えてスカして見るわけにはいかない。何もできないが熱心に応援したいと思っている。