月に一回全頭のことを書いているので、勝ちを除けばレースごとに個別の感想を書くのをやめていたのですが、熱くさせてもらったので書いています。

2020-06-21 阪神6R クォリティタイム
6月21日阪神競馬6R、混合、3歳以上1勝クラス・ダート1400mに出走しました。馬体重は前走からマイナス2の470キロ。やや遅れ気味のスタートから流れに乗れずに後方3〜4番手から。芝からダートコースに替わるとスイスイと進んで、向正面では、隊列の真ん中まで進出。3コーナー過ぎから、捲り気味に先団を捕らえに行き、前から7〜8番手も横並びで最後の直線に向くと、馬場の外目から1完歩づつ詰めて行くも、最後は内、外から4頭の激しい叩き合いとなり、僅かながら競り負けてしまい、勝馬から0秒1差の4着でした。高橋義忠調教師は「ゲートの中でゴトゴトしてしまってあの位置からになってしまった様です。初めての距離で出遅れたので、もっとモタモタするかと思いましたが、追走も楽でしたし、しっかり対応出来ていましたね。当分はマイル前後が合いそうです。荻野騎手も『3コーナーでの手応えから差し切れると思いましたが、スパッと行かないのはまだ馬体が幼いから』とのことでした。馬体に異常が無ければ、権利も取れたので続戦する方向で進めさせて下さい」とのことでした。

3月の中京以来のレースでした。距離短縮はプラスに出ると思っていましたが、やってみなきゃわからないことも多く、ダメージの多そうだった前走から立ち直っていてくれればと思っていたので、期待はしつつも控えめにという感じでした。どんなレースができるか。ダメでも次につながるようなレースならというがレース前の気持ちでしたね。

レースは出負けして後方から。正直芝スタートの外枠の利を生かしてスピード試しみたいな展開を想像していたので、出負けした時点で「何か良い感覚だけでも掴んできてくれ」という気持ちでした。ただ3コーナー辺りからの手ごたえが素晴らしく見え、ひょっとしたらひょっとするかも…という感覚に変化しながら4コーナーを回りました。直線は勝てると思いましたね。正直こういうレースができるというのは想像していなかったので良い意味で想像を超えていきました。だいぶしっかりしてきたように見えましたがそれでもまだトモも高いし、成長の余地を残し、それを把握してもらったうえでレースに使えているのでこれは楽しみだなと思いましたね。条件的には中一週で使うのかなと思いますが、馬に合わせて中3週でも良いかな。次走も楽しみです。

2020-06-20 東京8R グロリアスホープ
6月20日、東京競馬8R、3歳以上1勝クラス・ダート1600mに出走しました。馬体重は前走からマイナス4の498キロ。タイミング良くゲートを出て前方につき、芝からダートに入ると流れが落ち着き、6番手から。徐々に上がっていき、3コーナーを4番手、4コーナーを5番手で通過。直線に向くと1~4番手の馬が横並びになった後ろの位置について、残り400mで4頭の外に持ち出して追い出されると、しぶとく伸びて、3頭を交わしますが先頭の馬には届かず、また大外から勝馬にも交わされてしまい、勝馬から0秒3差の3着でした。矢野英一調教師は「先週のレース後も馬の状態は良く、元気もありましたので、今週の出走を決めました。昨年連闘した時は結果が出せなかったので、見えない疲れがあるのではないかと心配もありましたが、馬はよく頑張ってくれました。力を出し切れたと思います。レース後は今のところ脚元にも問題ありません。4戦続けて頑張ってくれましたから、この夏はしっかりと休ませてあげたいと思います。近日中に放牧に出します」とのことでした。

前走は持ち前のファイトを生かした好レースでした。短い間隔で3戦使ってきて、その中であのレースだったので「確かに府中で出走させるなら連闘しかないけどダメージがあるんじゃないかなぁ」という気持ちでした。道悪の中でのファイトだったし、ここで無理して欲しくはないけど、でも勝った時に乗っていたレーンだし、府中がベストなのは間違いないし…と色々な気持ちがあったので、あまり期待せずに見ようと思っていました。

レースは五分に出ましたが速い馬の勢いが勝り5番手を追走。正直な話、馬群でレースを進めて伸びるイメージがなかったので、この時点で自分は無事にレースを終えてくれればモードになっていたのですが、普通に考えれば悪い位置ではなく進められました。4角を回って外に進路を求め、パッと視界が開けるまでは想定通り、でもそこから確実に前を捉えようと伸びてきたのは初めてのことでしたね。ブリンカーをつけて一変している馬なので、おそらく馬群はダメだったはず。そんな中でもレーンが見事なエスコートをしてくれましたし、そこから伸びてくるグロリアスホープを見ることができたのはちょっと感動を覚えました。

ここからグロリアスホープはしばらく休養です。普通に考えれば秋の府中まで、一度中山を使ってということも考えられますが無事に走り切って休養に入れるのは良かったと思います。正直ほぼ必勝を期してのこの春シーズンでした。成績だけ見ると勝ちきれなかったというイメージになってしまうかもしれませんが、タフな流れでもひと足使えるレースを披露してくれましたし、一年前はダメだった不良馬場や連闘を克服。そして馬群から伸びるレースもやってくれました。このクラスで力的に上位なのは間違いないことです。だからと言って勝てると限らないし、サラブレッドは崩れるときは本当に脆いもの。色々な形から4戦すべて掲示板を確保したのは讃えるべきでしょう。連闘で新味をみせてくれたというのはホントに素晴らしいことで、胸が熱くなりました。秋にはこのクラスを突破して、2勝クラスでファイトしてほしいし、そんな風にいつかオープンのレースまで届けばいいなと。自分にパワーを与えてくれる馬です。秋にはまた何か一つでも成長した姿を見たいですね。本当に頭が下がります。