日曜日の東京競馬第7レースに出走したルコントブルーが勝利しました。
1029

勢司和浩調教師
「おめでとうございます。戸崎騎手には一本調子なところがあるからと伝えていましたが、それを踏まえて道中は上手く脚を溜めながら乗ってくれましたね。直線に向いた時に、2着馬の手応えがかなり良さそうだったので捉えられるか心配でしたが、最後まで諦めずに脚を伸ばしてくれて、本当によく差し切ってくれたと思います。戸崎圭太騎手は『良いスタートを切ることが出来ましたし、とても乗りやすい馬ですね』と話してくれて、厩舎サイドとしては最高の誉め言葉をいただけて嬉しく思っています。この後はレース後の状態を見て判断しますが、結果を残してくれましたし無理する必要はないのかなと考えています」


前走も勝ち負けを期待していました。勝ち馬のキタノオクトパスはその後ユニコーンSで5着でしたし、そう考えると力のある馬相手に真っ向勝負(というかほぼマークのような形)であれだけのレースができたのは自信になると思っていました。必勝を期して…と思いましたが、このクラスで毎回いいレースをしていて個人的にも注目していたニーズヘッグが同じく出走してきたので「まじかぁ…」と思っていましたね。この馬さえいなければ負けることはないくらいの自信があったのは事実です。

もちろん数が使えることはアドバンテージでそういうのが強みの馬もいると思います。今回のレースで最大のライバルになると思っていたニーズヘッグは年明け7戦目です。サトノアーチの2019がニーズヘッグと同じ小野厩舎に所属予定のため注目してみていましたが、さすがに上積みはないんじゃないかなと思いました。ただ先手を取らせて強みを発揮させてしまうと捉えられないこともあるんじゃないか…なんてことで勝てるかわからないけど、状況的に負けてほしくないという気持ちでした。

レースは好スタートから3番手を追走する形。芝スタートも苦にせず先手を取ることができました。前に馬を置きながらも一定の距離を保ちつつという戸崎騎手のエスコートは見事でしたね。4角回りきる前、ニーズヘッグに並ばれる前にスパートを開始しての直線。ニーズヘッグだけが相手だと思っていたので内の馬が持ったままの手ごたえで走っていることに驚きながらも、この形なら負けないと思いました。直線は声も出さずにただただ自分の太ももを叩いてましたね。根性のある馬なのであの形だったら負けないと思いながらも力が入りました。

どこかで書いたかもしれませんがこの馬に戸崎騎手はタイプ的にぴったりだなと思いました。以前はあまり乗ってほしくない騎手だったんですが、過去に自分の出資馬で乗ってきた馬は、タイプ的に合わない馬ばかりだったと思います。こういうレースセンスがあって癖の少ない馬をそつなく乗って勝たせるあたりは、やはりトップジョッキーだなと。何気なく勝ちましたが、今回も結構絶妙なポジション取りだったと思います。追い方が前と違う気がするので、まだ本調子じゃないのかなと思いましたが、この馬に関してはぜひ継続でお願いしたいですね。仮に乗り替わるとしてもこういう騎手が合う馬だと思います。トップジョッキー向きの馬ですね。

この馬はある程度高いところまで行ける馬だと思っています。とはいえ勝ち上がっていなければそうならないわけで、3歳のこの時期の斤量とは言え勝てるのは大きいことです。でもここからが本当の勝負で、セランやショウナンナデシコ、マドルガーダ…当たらないとは思うけどレッチェバロックもこのクラスにいますからね。でもシンプルな話でこの馬たちや4歳以上の馬たちに勝てればその上や交流重賞とかまで見えてくるわけです。自分はそれができるポテンシャルがあると感じています。頑張って走ってくれている馬とか、色々苦労しながらも結果を掴んでくれている出資馬もいるけど、上に行ける手ごたえというか、ここで留まっちゃ物足りないと感じるのは久しぶりですね。

上に行ける手ごたえを感じると、さらに現実が見えてくるものです。前走競り倒されたキタノオクトパスに1.3秒もぶっちぎって勝つ馬がいる。そういうことがリアルに感じられる瞬間はゾッとしながらも好きなんですよね。上でも書いたけどそういうのは久しぶりです。無事に上のステージを楽しませてもらえたら。