土曜日の阪神5Rの新馬戦でヴェールクレールがデビュー戦勝利を飾りました!
無題
※画像はシルクHC公式HPより
高橋亮調教師
「おめでとうございました。調教では特に癖もなく、素直で従順な馬でしたので、初めての競馬でも力を発揮してくれると期待していましたが、その通りのレースをしてくれましたね。レース後、福永祐一騎手に聞いたところ、『まだ全体的に幼くて課題は色々あるけど、こちらが考えていた通りのレースをしてくれました。まだまだ良くなってくると思うので、成長が楽しみですね』と話していました。ジョッキーが今後のことを考えて競馬を教えてくれたことがこの後に繋がってくるはずなので、良い経験になったと思います。これで焦らず馬の成長を促しながら使っていくことが出来ますし、トレセンに戻って状態を確認した後は、心身ともにリフレッシュさせるためにノーザンファームしがらきへ放牧に出す方向で考えています」


レース前は、特に新馬戦の前なんて色々なことを考えるんですが、この馬に関しては事前に書いているようにある程度の手ごたえを感じていたので、「勝てる。もし負けるなら相手が強かったということ」という割り切り方ができていました。とはいえできれば強く馬であってほしいと思うのは間違いないですよね。だからレース前はドキドキしていましたね。緊張しました。

一応仕事中だったのでそもそもしっかり見れるかどうか…というのもあったのですが、ありがたいことにパドックもレースもグリーンチャンネルwebで見ることができました。パドックで見た印象はこれまで想像していた姿と変わりなくよかったですね。レースは五分のスタートから先頭集団の馬群の中での競馬になりました。事前に「切れというよりは長く良い脚を使うタイプ」という話があったので、ある程度先手を取って押し切るような競馬を想定していたので大丈夫かな…と思いながらでしたが、4角回って外に出せたときには、とりあえず形としては完璧かなと思ったので後は伸び次第だと思いました。確かにスパッと切れるという感じじゃなかったですね。外からきたシゲルセンムの脚が上回りそうでしたが、坂を上ってからグンと伸びる感じはすごく良かったと思いました。

出資した時は鞍上福永祐一で…とか色々書いていますが、思い描いていた理想通りにここまできました。初めて坂路の動画が出たときから「これは走るんじゃないか」と思ったのも間違ってなかったと思います。これは一口馬主をやってて一番嬉しい瞬間です。この世代は2016年世代の失敗(敢えてそう表現しますが)を踏まえてのリストアップでした。今のシルクは低実績の人間にはあがいて一頭入魂みたいな形になっていますので、そういう面でも魂が通じた感覚です。前年に最優先枠を使ったアステリアが未出走引退となったように、絶対の自信があるわけじゃありません。もがいてもがいて掴んだ出資馬なので嬉しいですね。最低でも一勝を掲げているので合格点でしょう。ここから先のことは自分にとってボーナスステージみたいなものです。良いものを見せてくれるような気がしています。

アグネスタキオンの産駒に出資したくて一口馬主を始めました。出資をした年はラストクロップの世代でした。その後母父として名前が刻まれた馬は多く見てきました。でもどうも納得できなかった。タキオンの血が入っているから結果は度外視なんて言ってしまうこともできませんでした。母母父だからあまり関係ないとも自分は思いません。だからこの馬を選べたことは格別な感覚です。血統評論家の望田氏の文章の中で「リオンディーズで勝ち上がった馬(4頭)のうち3頭はノーザンダンサーのクロスがない」と触れられていました。クロスを持っているのはヴェールクレール1頭なんですよ。それってアグネスタキオンがノーザンダンサーの血を持っていないことが大きいのではないかと思っています。だとしたら血統表の中で「良い味を出してきた」のかなと。

夢を書いておきます。来年の桜の舞台に出ていてほしい。今後はしばらくゆっくりするみたいですので成長した姿を次走でも見たい。それが実って桜の舞台に繋がればいいですね。