Sweet dreams

カテゴリ: 引退出資馬

水曜日の大井競馬の自己条件戦で10着に終わったカプランのファンド解散が決まりました。
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※写真ターファイトクラブ公式HPより
楢崎功祐騎手
「馬が不器用で、コーナーでは常に外に張る感じになってしまい、能力を発揮しているとは言えない状況です。コーナーで外に張るので、そこで置かれてしまい、直線でも止まってはいないのですが、どうしてもこういった競馬になってしまいます。結果を出せず、申し訳ありません」
栗田裕光調教師
「調教であれだけ動ける馬なので、力的にはこのクラスでこんな競馬しかできないはずはないのですが・・・。ただワンターンの1200mに使うと言っても、今日騎乗した楢崎騎手を含めて、この馬には1200mの流れは忙しいというのが評価ですし、また、最近は大井でも登録の際に成績が考慮されるようになり、登録頭数も多く、今開催も除外馬も出ており、このまま使うにしても次はそれらが優先されるので、そのあおりで除外される可能性もあります。残念ですが潮時かもしれません」

怪我から復帰した後のこの3戦、決して悪い内容だったとは思わないというのが正直なところです。ただこの条件でこの走りしかできないとなるとこの先は…というところに疑問符がついたのが前走後の更新からも明らかで、そのため正念場(悪くても馬券圏内?)というのが義務付けられたレースでした。レース前のコメントでは調教師から「騎手はスタートから出していかなくても流れに乗せられる」とコメントをしているという話だったのですが、スタートからムチは入るはガシガシ追われるわ…で何が起きているのかさっぱりわからなかった上に、流れに乗るどころかどんどん位置取りは後ろになっていって4角を回る頃には大外というレースぶりでした。この騎手と調教師の間で行われていた会話は一体なんだったのでしょうか…?思えばこの調教師は「騎手はこう言ってる」的な会話が多くて、デビュー前の会報では「矢野騎手が惚れている感じ」とかそういうコメントが多かった。の割に更新された調教動画のとかの動きはイマイチ動ききれている感じがしないなぁ…と思って迎えたデビューはあんな感じでまあそりゃそうよねという感じでした。カプラン募集の頃にはツアーたったりファンミーティングだったり顔を出してたのに近頃すっかり顔だしませんもんね。管理馬他にもいるのに。登録しても除外になってしまう可能性があるから潮時ってのも最高にダセェ。まぁ明らかにやる気がなくなってるんでしょう。

この馬は矢沼ステーブルでの調教見学会に参加して出資をした馬でした。トウケイタイガーやソルテの従兄弟という血統背景に気に入り、馬体にもある程度納得することができたのと、初年度世代の出資馬シルクエドワーズ以来に南関東競馬に所属する馬でチャレンジしてみたいということで出資した馬でした。またそれと同時に馬体について再度勉強したいというきっかけになった馬ですね。当時はこの馬踏み込みが力強く、ちょっとトモの送りが怪しいけど時間とともに改善されていくイメージでした。レースぶりを見ると最後に脚を使えたのは大井の外回りで、内回りに対応できませんでした。騎手コメントにもある通りコーナーの度に減速してしまうイメージで、競争生活を通して後ろがしっかりしてこなかったなぁというのがあります。今思えば踏み込みが力強いのではなく、繋がダート馬らしく固く、曲飛気味で力がないために着地だけ力強く見えるだけだったんだなと。自分はこれを現地でジャッジしているのですからシンプルなミスですね。このトモの弱さを持ちながらも恐らくカプラン自身は常に全力で走っていたのだと思いますが、コーナーとかで減速する原因が気が入っていないからという認識になってしまい、弱い身体で続戦されたことから怪我をしてしまいました。復帰後は集中していないとか言われなくなっていますからね。

ターファイトはいわゆる損切りということが可能なクラブです。怪我した後明らかにこの馬の出資者たちはいなくなりました。ツアーで自分にこの馬のことを熱く語っていた人とかすら普通にいなくなってますからね。気持ちはわかるけどもうちょい待とうぜというのが心のなかにずっとあって、それでも恐らくそうやって出資者がいなくなることでより活躍が求められ、結果ほぼ1年の休養後に3ヶ月の成績不振で打ち切られてしまうのですから悲しいことです。競走馬はお金を出す人がいて成り立つですからしょうがないことなんですがね。

自分個人としてはカプランを通して再び南関東競馬に関われたこと、二頭目の出資馬の初戦の鞍上が矢野貴之騎手でえらく喜ばせてもらったこと、身体がしっかりしないながらも出走できるタイミングでは休むことなく毎回走ってくれたことに感謝しています。引退は引退ですが、この後は馬主が代わり金沢競馬で走るそうですから、また元気に走っている姿がみれれば良いと思います。復帰後3戦しかしていませんから消耗も少ないでしょうし、レースを走ることでトモに力がついてくれば活躍できるんじゃないかなと思っています。シルクエドワーズの時も不本意な形でしたが、カプランはまた違う意味で不本意な形になってしまったなぁ…結局地方所属馬(中央所属とか再ファンド的なのは除いて)で勝利をあげることができませんでした。もっともっと勉強していつか南関のクラシックに参戦できるような馬に巡り会いたいなということはまた改めて思いましたし、お金を払う価値があった馬だと思っています。楽しい思いをさせてくれてありがとうございました。

四位洋文騎手が今週で騎手を引退となりますね。

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この写真は自分が一口馬主を始めた最初の馬グローバルフライトです。そしてデビューからの2戦コンビを組んだのは四位洋文騎手でした。画質の粗さが時代を物語っていますね。ちなみにこの写真はデビューから2戦目。今の一口馬主各クラブのサービスでは考えられませんが、この頃はシルクHCの旧HPの頃で、レース前の写真などの掲載などはありませんでした。今でこそ色々なところにレースを見に行きますが、当時は大学生で生で観戦することも少なかったんですよね。だからこの馬の写真って意外と残ってなくて、デビュー戦の写真は残っていませんでした。
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今でも飾っているこの時のゼッケン。中央にあるのが四位洋文騎手のサインです。実は貰い物でよくやり取りをしていた人がわざわざ応募してくれてゲット、自分のためにサインを貰ってプレゼントしてくれました。デビュー戦のゼッケンも自分が持っているので、四位騎手が騎乗した2戦のゼッケンは自分が持っているんですよ。ちなみに四位騎手のサインの隣が、長浜厩舎に所属していた中井裕二騎手のサイン。関西厩舎のローカル開催で一口馬にも乗ることが多い騎手ですよね。僕は実際に騎乗してくれましたし、この馬についてクラブのパーティーで聞いた時、ニコニコしながらこの馬の思い出を色々と話してくれたので好印象をもっています。

話は戻しますが、アグネスタキオン産駒に出資したいと思い、数多くクラブの選択肢がある中でシルクのこの馬を選んだわけですが、一番の決め手が父を管理していた長浜厩舎所属だったのは間違いないことです。更に付け加えると自分がファンだった藤田伸二騎手が頻繁に乗る厩舎というのもありました。(藤田伸二元騎手と長浜厩舎の繋がりはこの記事で)一口馬主初めて最初のシーズン、勝手など何もわからずも「デビュー戦で藤田騎手が乗ってくれないかなぁ…」と思っていました。今だったら不安になると思うのですが、当週まで誰が乗るかわからず、出馬発表されるまで誰が乗るかわからない状態でした。JRAのHPの当該レースの出馬表を開き1枠1番に現れたグローバルフライトと四位洋文という文字列。良い意味で予想を裏切られるという表現が正しいのでしょう。もちろん藤田騎手が良かったのですが「四位さんかーーー!!!」と大学のパソコンルームで声出していたのを覚えています。ちなみに出資対象の候補の中にいたローレルグラーネという同世代のアグネスタキオン産駒は、デビューからしばらく藤田騎手が騎乗していて羨ましく思っていました。

最近JRA-VANのレース動画を高画質で見られるようになったので、過去の出資馬のレースを全部見直しました。自分のグローバルフライトの印象は「一口馬主の面白さを教えてくれたけど箸にも棒にもかからなかった馬」という印象でしたが、今見てみるとそんなにネガティブなものでもないという印象を受けたんですよね。デビュー戦大敗して、それでも四位騎手は「初めてのレースだし身体もこれからだからもっと良くなる」というようなことを言って、実際に2戦目もコンビを組んでそこも大敗。それでも「ロスがあって伸びきれなかったけど、成長しているし良い馬だ」と言ってくれました。その後はローカル開催でのレースが続いたのと、恐らく出資している会員が少なかったこと、そしてノーザン体制への過渡期もあってクラブと上手くいっている感じもなく、いわゆる早期打ち切りのような形で引退になってしまいました。今なら四位騎手が言っていた意味がわかる気がするし、今同じような使い方や終わり方をされたら怒り狂っていたんじゃないかと思います。


四位騎手の印象的なエピソードとしてあるのがフサイチコンコルドが勝ったダービーについて語ったときこと。皐月賞で初G1勝利を果たしたイシノサンデーとのコンビで挑んだ1戦で「自信しかなかった」と思いながら挑んだ1戦でしたが、当時リアルタイムで見ていたとかでもない限り目が行くのは勝ったフサイチコンコルド、そして負けたダンスインザダークという人が大半でしょう。自分もその一人だったのですが、四位騎手は向こう正面で勝利を確信したというくらい良いフィーリングで乗れていたと語っています。「そんなわけあるかいw」とバカにした人は素直に挙手をしてください。そんな人はイシノサンデーだけに視点をあわせてこのレース見直してほしい。皐月賞勝った馬がこの感じで直線を向いたら…確かに勝ったと思ってもおかしくないくらい最高に乗れているんですよね。このレースの焼き直しのような形で四位騎手はウオッカでダービーを制覇し、同じような形でディープスカイにダービー馬の称号を与えています。競馬関係者は誰もが認める確かな技術を持ち、そしてブレない。近年だとスワーヴリチャードなんかもそうですが、難しい馬を上手く調節しながら強い馬にしていくことができる騎手だったと思っています。もちろん騎手として見れなくなるのは寂しいですが、それ以上に調教師としてどんな馬を出すか興味深いし楽しみです。ぜひとも出資してみたいと思っています。

それと同時に今週は新人騎手のデビューですね。昨年デビューした組は腕のある騎手が多く、近年では最高ではないかというくらいの期生でした。自分は昨年フロントラインという出資馬にデビュー間もない大塚海渡騎手が乗って惜しくも3着というレースがありました。今、大塚くんには多難が訪れていますが、レースを見直してもあの時のフロントラインの騎乗は間違っていなかったと思うし、勝ちたかったなぁという気持ちがあります。グローバルフライトの時に新人騎手として厩舎に所属していた中井裕二騎手の経験もあり、新人騎手の初勝利を出資馬で達成するというのが密かに狙っていることでもあります。「アンチャンは乗せてほしくない」なんてつまらないことを言う人の気持ちがわからないでもないですが、誰だって最初は難しいんだから寛容な気持ちで見たいですよね。今年のルーキーは断然奥平雅士厩舎所属の小林脩斗騎手(通称こばっしゅ)を応援するつもりだったのですが、いつか出資したい一つである武井亮厩舎所属の原優介騎手も気になっています。その日中山で走る厩舎所属の4頭を任せるなんて大した度量ですよね。世間はちょっと暗い感じになっていますが、デビューする4人には明るいニュースがあれば良いと感じています。

最近Twitterの鍵を掛けていないのですが、それもあってターファイト関連のツイートをするとふぁぼられる(古い)ことが多いんですよね。もちろん自分の様に鍵を掛けていた人が開けた可能性もありますが、そういう人のツイートを見ると「クォリティタイムでの勝利がターファイト初勝利」という人が多かったり、クォリティタイムと同世代の3歳世代からターファイトに入った人が大半です。じゃあこの3歳世代って何が起きたんだろうと考えると、この世代の馬たちが生まれた時というのがまさにファンディーナがクラシックを戦っていた時なんですよ。一概にまとめることはできませんが”ファンディーナの活躍を見て入会した”という人がいるのは間違いないでしょう。ファンディーナが新馬前の頃のことをよく覚えているのですが、Twitterでファンディーナの名前を検索すると同じ人がつぶやいているだけ…まぁ今の出資馬もそんな感じの時もありますが、少なくとも自分が「誰もターファイトの話してない」とツイートして笑われていた時の雰囲気はありません。シンプルに会員は増えたのではないでしょうか。
※”潮紗理菜はファンディーナ”というのもこのあたりに見つけたツイートでした。

ターファイトクラブのような牧場集合系クラブが会員を増やすのはやっぱりその牧場のファンという人がどれくらい増えるかが重要なんだなぁというのは凄く感じますよね。谷川牧場…村田牧場…このあたりから売れていくというのはそれだけ活躍する馬を出していて、その活躍馬というのは一つでも良いから長く走る馬を出せるかどうかなのかなと思います。もちろん重賞や上のクラスで走れれば良いのは間違いないですが、その馬と関わる時間が長いほど、同じ牧場の馬を贔屓にしたり、そこから違う牧場の馬を買ってみたり…とまあまさに自分のことなんですが、そういう風にしてファンを増やすのが良いのかなと思います。だからこそクォリティタイムで提供馬が勝った富田牧場には定期的に馬を出してほしいですよね。セールに出すのが一番なのはわかるのですがそういった馬がシルクや東サラで走っていて、しかも活躍して…となると「良い馬を出しているのかな?」と疑問に思うこともありますからね。そういった牧場が増えれば世代の頭数も増えるだろうし、世代の頭数が増えれば我々の選ぶ楽しみも増えるし、クラブも発展するのでしょうし、そうなればいいと思います。(馬が買えないのは困っちゃいますが)

よくよく考えると自分はバイヤー系のクラブに入ったことがありません。今話題の某クラブのことなのですが、使う条件やコンセプトを先に限定しちゃうクラブってどうなんでしょうね?これは否定じゃなくてあくまで疑問です。例えばこれが「ダート重賞勝利を目指します」というならクラブが見つけてきた良い馬の中で最もその可能性が近そうな馬を選ぶ楽しみがありますが、「ダート短距離でコスパの良い使い方をします」となると、逆にまったくイメージがしにくいなと思うんですよね。普段我々は馬を見てどんな未来か想像して、厩舎やそれらに付随する情報を得てあーだこーだ言いながら出資検討をするわけです。しかしこれが「ダートでコスパ良い条件を使う馬です」となるとあーだこーだ言うところが「あーそうですか」というそれだけで終わっちゃう感じなんですよね。楽しみがないなというのが正直なところ。新しい形ですからそれなりの馬見のコンサルがつくんでしょうし、投資対象としてはむしろ適正かもしれませんが、コンセプト掲げてもどうせその通りにならないんじゃないかなぁ…という気がするのでどうなんでしょうねという感じがしました。

谷川牧場さんのTwitterによると、2月10日にファンディーナの子供が生まれたようです。たかが出資馬されど出資馬で、自分の人生の中で忘れることのない馬の初子が生まれたことをほぼリアルタイムで知ることができるのは本当に素晴らしいことだなと思います。思わず自分が書いたファンディーナの記事を全部読み返しました。引退した記事に書いたのですが「皐月賞の4コーナー。今でも目を閉じてその時の光景を思い出すと胸の高鳴りが収まらない感覚になります。」という一連。これを忘れた日がないんですよね。あんな素晴らしい感覚をまた味わいたいなぁと思っています。この馬の子どもが見せてくれるなんて思っているわけじゃないですし、上記理由でそもそも出資できるかどうかわかりませんが、できればまた出資して楽しみたいなぁと思いました。

キャプテンロブロイの引退が決まりました。
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萩原清調教師
「右後肢の外傷の手術は無事に終了して、その後も入院して安静にしていますので順調に回復しています。しかし、日が経つ毎に左前に腫れが出てきたので、エコーを撮ってみたところ、浅屈腱炎の診断がおりました。復帰するのに時間を要するのに加え、再発の恐れも高いとのことですので、申し訳ございませんが、このまま引退させてあげたいと思います。近走は障害戦で安定して結果を出してくれましたし、先週も痛みを抱えながら最後まで良く頑張ってくれていました。現在は入院していますので、退院して様態が落ち着くのを待ってから抹消の手続きをさせていだきます」

色々と思い出深い馬ですがまずは出資した経緯から。この馬は募集カタログの前に出る募集馬リストを見てその中から選んだ馬でした。この時期にシルクから募集されていたロブロイの産駒ではアムールスキーやザイティックメアなどブライアンズタイムを持つ馬が多く、またミスプロ系の血が入るのもプラス…というざっくりとした血統知識でピックアップ。この年は初めて募集馬ツアーに参加することが決まっていたのでそこで良ければ行きたいなと思っていました。
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5年も前の話なので鮮明に覚えているわけでも無ければ、もともとすごく良いなと思っていたアグレアーブル、そして事前には全く注目していなかったもののツアーでグッと来たカサロサーダに比べると印象も薄いのですが、それでもすぐに出資したので普通に合格という印象だったはず。府中や中山でレースが見られるだろうことに加え、天栄で見学ができるという点で関東馬を優先していた時期なので条件的にはピンポイントでした。兄のサヴァティアーノも芝長距離で勝ち上がっていたし、ヴェラヴァルスターがあわよくばダービーというところまで行ったため、同じような活躍をしてほしいなと思っていました。
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デビュー戦は9月の中山でした。馬体がまだまだ成長過程にあるように思っていたので想像よりも早いデビューで、だからこそ時間をかけて良くなっていくタイプかなと思いながらでしたが先に抜け出す形から2着。走りからしても次は勝てるだろう…と確信を持っていました。結果的には勝利まで8戦かかりましたね。2戦目はクビの上げ下げの差でどうかな…?と思っていたら、一緒に見ていた友人が確信をもって勝利の握手をしてきて、喜んでいるところを他の知り合いの方から抱きつかれ、その他にも祝福の言葉をもらっていたら電光掲示板の2着に点灯した馬番。G1デイのレースにばかり出ていたのもかなり印象的で3戦目はジャパンカップの日、4戦目は有馬記念の日でした。余裕をもって直線まで迎え、一旦は突き放すのに最後は差されてしまうというレースが続き、当時は馬が「最後やる気を無くすのかな?」なんて思っていましたが、今思えば彼なりに全力を尽くしてくれていたのでしょう。
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初勝利は同着でした。ここまで2着を多く取れる馬なら、普通勝つときは突き放して余裕で勝ちそうなものですが、同着で勝ち上がりというのも本当にこの馬らしいなと思います。正直このときはここで負けてしまうとあと2戦か3戦だろうというところでしたので、とにかく勝ってくれて安堵しました。実際負けたと思うような入線でしたからね。デビューからずっとコンスタントに使ってきたので、若干デキ落ちのような状態でしたし、勝ち上がることの難しさというのも改めて感じました。
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昇級初戦で大敗するとその後はダートに転向しました。(最近ダートに転向って使わないですが)ただ中央のダートでは力が足りないと判断され、基本的には地方の交流競争を使われていました。川崎、名古屋で3着、2着、その後中央のダート競争を1度使い夏の門別開催へ。初戦は2着に敗れますが、2戦目となったレダ特別で勝利。このときは仕事で営業をやっていた時期で、かなり精神的にキツくなっている時だったのでかなり嬉しかった記憶があります。営業車の中で車が揺れるくらいガッツポーズをしたなぁ。

レース後休養を挟み障害練習を開始。自分の出資馬の中では初めての障害入りとなりました。最初のレースはとにかく無事を祈りながらでした。勝ち馬には突き放されたものの、障害飛越も悪くなく、レースぶりからそのうち勝てるかなと思っていました。最後の方はさすがに慣れましたが出資馬が障害レースを走るというのはとても緊張するんですよね。未勝利戦ですらこうなのだから中山大障害に出走することになったら本馬場入場で泣いてしまうんじゃないかと思うほど。この気持ちは今でも変わりません。その姿を願いながらでしたがレースごとの消耗が激しく、特にトモや背中へのダメージが大きくなり休養期間が長くなっていきました。結局障害レースでの最高着順は障害入りした最初のレースとなりましたが、ダメージを抱えながらも走り続け、今年の夏からの3戦は再び勝利を意識できるものでした。欲を言えばダメージが蓄積しない間隔で使っているのだから一度平地の走りが見たいというのは何度も書いてきましたが、現場のプロが判断するようにおそらく難しかったのでしょう。最後のレースとなった先週のレース後に外傷を負ったというのを見たときに、また半年くらいしたら見られるかななんて思っていましたので、突然の引退となったのは寂しいことですが、ここまで走ってきた馬として大事に至ることなく引退できるのは良かったと思っています。

幸運なことなのか不幸なことなのかは人によって考えが違うと思いますが、自分の出資馬で勝ち上がった牡馬は全頭怪我で引退しています。それは自分が比較的に大きな馬に出資してきたというのもあると思いますし、馬体をチェックするときに脚元の不安定さを欠点として差し引かなかった(度合いとして)過去がそうさせるというのもあると思います。しかし自分が何を言いたいかと言うと、力が通用しなくなって引退した馬はいないということです。今までに引退した牡馬がスペシャルギフトとグランシルクしかいないので、当たり前のことですが、これは自分にとって誇らしいことです。怪我をするくらい力を出して最後まで戦ってくれたというのが誇らしいし胸が熱くなる。もちろん怪我で引退というのは悲しいし可哀想だという気持ちもあります。キャプテンロブロイにしてもおそらくかなりの痛みを抱えながら走ってくれていたのでしょう。ありがたいし頭が下がるんですよね。無事という言葉は使うべきではないのかもしれませんが、大事に至る前に幕を引くことができたのは何よりでした。

なんですかね。変な話ですが友達みたいな馬でした。この感覚は初めてですね。友達の…門出みたいな感じでしょうか。別れを悲しいと思う一方、無事に引退できるということに対する祝う気持ちがあります。たくさんの思い出がありますし、本当に楽しい思いをさせてもらいました。芝ダート障害と楽しませてくれる馬はなかなか出会えないでしょう。キャプテンロブロイを思いお酒を飲んでいます。そんな気持ち、そんな感じの馬でした。一生忘れない馬であることもまた間違いないでしょう。

ジャパンスタッドブックインターナショナルの血統サービスが更新され、種牡馬の種付けリスト及び各繁殖牝馬の出産予定日が発表されました。歴が長くなり大分繁殖牝馬として生活をしている馬も増えてきたので、今回は今年の種付けをJBISの仮想血統機能で作成しあーだこーだ言います。

・エレガントソング【シンボリクリスエス×ラスティングソング】
エレガントソング2019
エレガントソングはベストウォーリアを種付け。ここまでに2頭産駒を出産している。初年度産駒のエバタインユドールはすでにデビューしている。これまでロージズインメイ、ブレイクランアウト×2回(1回不受胎)をつけられていたことを考えるとダート色を強めることが賢明との判断だろう。サンデーサイレンス持ちじゃない種牡馬をつけておくことで、牝馬なら種付け相手に困ることはないだろうというのも考えられている気がする。Twitterにこの馬の生産牧場の方がいるが、いつも愛情を持って接されてる様子でありがたいことだなと思ってみています。オーナーの方が預託している馬なのでクラブ等に出ることはないだろうが、産駒はいつも応援しています。

・アグレアーブル【マンハッタンカフェ×プリティカリーナ】
アグレアーブル2019
アグレアーブルは今年繁殖入りしハービンジャーを種付け。まだ繁殖牝馬としての記録が残っておらず、時期が時期だったため今年は種付けしなかったのかな?と思いながらハービンジャーのリストを見ていたら名前があって声がでた。馬格があって丈夫という点でつけられたのだろうか。正直配合として褒めるポイントはないが、一番旬と言っても良い種牡馬が種付けされたのは期待の証と受け取りたい。思い入れのある馬というのもあるがちょっとグッとくるものがある。ラストランの後に中山の花道で涙していた人たちも同じ思いだろうと思う。無事に生まれてほしいですね。

・カサロサーダ【ステイゴールド×センブラフェ】
カサロサーダ2019
カサロサーダはヘニーヒューズを種付け。現1歳の初子が北海道サマーセールに出されアランバローズという名前になることが決まったようだ。今現在お腹の中にいる子はその全兄弟(全姉妹)になる予定だ。自分の記憶が正しければ当初ノーザンファームで繁殖入りしたが、初年度種付けを終えた秋の繁殖セールで現在の牧場が購入し受胎した状態で移っているはず。ということはある程度現1歳が良かったと考えるのが自然だし楽しみにしたい。クラブに出ることはないだろうが、母は無念の引退となった経緯があるしそれをぜひ晴らしてくれるような馬に。

・アズールムーン【Malibu Moon×ターシャズスター】
サトノダイヤモンド2019
アズールムーンも今年から繁殖入りしサトノダイヤモンドが種付けされた。サトノダイヤモンドはデビュー前から血統評論家の方たちから評価の高かった一頭で、種付け頭数からも期待の種牡馬。自分の想定ではイスラボニータとかキンシャサノキセキ、またはドレフォンやマインドユアビスケッツとかそういう血統につけられるのかな?と想定していたが、たしかにこれが外国の馬で海外から輸入された馬だと考えればディープインパクトにつけてておかしくない血統に思うし、そう考えるとサトノダイヤモンドというのは納得。早い時期から活躍できそうな印象だしPOG本とかに出てほしいね。もちろんクラブで募集してくれたら興味があります。

・ファンディーナ【ディープインパクト×ドリームオブジェニー】
ファンディーナ2019
ファンディーナも今年が初種付けとなりハービンジャーがつけられた。当初はロードカナロア想定だったが今年の色々な事情でそれが叶わずハービンジャーということに。よくアグレアーブルのイメージでこの馬に出資したと書いているがまさか初年度種付けが同じ馬とは思わなかった。根拠はないがこの配合は合うんじゃないかなと思っている。無事に生まれることを願う以外にないが、きっと走るんじゃないかなと思うしクラブで募集されたら見に行きたい一頭。


その他出資馬関連や色々な馬を見てましたが、気になった一頭の血統を載せて今回はおしまい。全馬無事に来春生まれてください。
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