Sweet dreams

カテゴリ: 浦和レッズ

今季ここまで8位の浦和レッズ。3月は苦しみましたが、基礎が出来ている分、自力で積みあがってきたという感じでしょうか。昔に比べれば全然サッカーを見られていないので、やっているサッカーがどうとか解説するほどの事は書けないですが、自分で見たものと識者の解説を擦り合わせて勘を取り戻している毎日です。ここ数年の浦和の試合って、先に結果を知ってしまうと「ああ、もう見なくてもいいかな」と思うことが多々あったのですが、今年はそれでも見たいと思うし、なんなら情報遮断してまで見たいと思えます。ありがとうリカルドロドリゲス。それが現時点での監督への評価です。

試合に絡める段階にある選手は全員公式戦に出場しているはずでそれも凄いことです。本当は全選手書けばよいと思うのですが、さすがに大変なので、今季ここまで印象に残った5人の選手について書いていきます。

・伊藤敦樹
今季最初のサプライズというべきでしょうか。阿部勇樹とボランチでコンビを組んで開幕戦でデビューを果たしました。流通経済大学時代はボランチの他に、センターバックであったり、サイドバックであったり主に後ろのポジションでストロングがある選手かと思いましたが、足元の技術が巧みで、また走ることもできるので底知れません。現状スタメンで使われる時とそうでない時があるのは、試合によって消えるシーンが多いからなのかなと思いますが、常に存在感を出せるような存在になった時にはリーグ屈指の選手になっているでしょうし、どんな選手になるか楽しみです。

・明本孝浩
栃木SCから移籍加入した今シーズン、リカルドロドリゲスの厚い信頼を受ける選手の1人です。圧倒的な運動量を前提に、とにかくファイトすることができるし、前に進んでいけるのが良い選手だよねと改めて気が付かされました。もしかしたら数年前だったら菊池大介のようにその運動量がある意味浮いてしまっていたかもしれないですが、秩序の中で発揮されているものだということと、本人曰くどこのポジションでもこなせるという頭の良さが彼を必要不可欠なパーツにしていると思います。いつも最大フルパワーですが、多分そのうちそのパワーの使いどころみたいなものがわかってきて、グッとゴールに絡めるアタッカーになるのではないかと思っています。

・柴戸海
今回書く中では唯一昨シーズンから所属する選手ということになります。昨シーズンはボールハンターっぷりを発揮して覚醒が近いかなと思いましたが、チームが下降すると共にパフォーマンスを落としていきました。今季も序盤は出場機会がなく、阿部勇樹の復活、伊藤敦樹、小泉、金子の加入と一気に序列を落とした感がありましたが、4-5-1のアンカーとして起用されると、適切なポジショニングと、ボール奪取でチームに安定をもたらしました。ボールの引き出し方も上手くなっている気がするし、まんまミシャに出会って啓太の雰囲気を感じています。でも啓太はもっとグッと上手くなっていったし、改めて素晴らしい選手だなと思います。そんな人が指導して連れてきてくれた選手なので頑張れ。

・小泉佳穂
おそらく初戦から追っている人は「これからもっと良くなりそう」と思ったでしょうが、J1のレベルに慣れてこんなにガツンと力をつけるとは思いませんでした。技術もキック、戦術理解力に優れ、このサッカーに欠かせない選手です。極めて近代的なピースプレイヤーだと思うのですが、どことなくクラシカルな雰囲気を持つ不思議な感覚の選手ですね。近いところで例えるなら数年前までの柏木陽介なのでしょうけど、個人的にはチャビでしょうか。あんまり褒めすぎて良いところが無くなったら悲しいので、これくらいにしておきますが、こういう選手に武田英寿を合わせたくなるリカ将はスペイン人だなぁと思うのです。

・西大伍
この選手を味方選手として見ることができるのはこの上ない幸せだと思います。現代サッカーにおいて、攻撃の起点がどんどん後ろのポジションに下がっている理由は、アメフトで言えばQBがラインの中にはいないように、戦術の緻密化によって相手を回避できないエリアが後ろになっているからだと思います。それも含めて誰かのところで拠り所がないと、貯金ができないんですよね。もちろん貯金ができる選手だよということも言いたいんですが、攻撃面での独自性があるし、ちょっと唯一無二かなと思います。関根貴大が復活しつつあるのも、結局は森脇が貯金をしていたというところがあって、彼は貯金を使う選手なんだなと認識できたし、怪我さえなければ毎試合見たい選手です。彼を幼い時に見えれるサッカー少年は幸せだと思います。

新加入外国人選手のユンカーも入り、どういうサッカーになっていくか楽しみです。良いサッカーをしていると思うので、長い目で見つつ、上にも行ってほしいという贅沢な状態を長く楽しみたいですね。

浦和レッズはリカルドロドリゲス体制の下で沖縄キャンプを行っています。トレーニングマッチが3試合行われていますが、映像媒体で見ることができたのは1試合目のほぼワンハーフなので、どんな意識付けがされているか等は確認できていません。結果だけで目立つところだと、武田英寿が3試合で5ゴールを決めています。サイドハーフでもボランチでもゴールを決めているみたいで、最初の試合を見る限りでは4-4-2のイングランド型だったので、この形で結果が出せる選手は期待です。ちなみに杉本健勇に5アシスト決めたら車買ってもらえるらしいので、20台くらい車を買ってもらえることになりますね。(健勇がレオナルドの80ゴール+ノルマの20ゴールを決めるので)

本題はここからなのですが、今シーズンは昨シーズン主力だった選手の多くを放出して迎えるシーズンになりそうです。数年前は移籍金推定2億円で獲得したマルティノス、1億円で獲得した武富孝介、すでにローン移籍でポルトガルにいますがファブリシオで6億超、0円移籍からシフトして移籍金を支払ってでも獲得する路線に切り替えた初年度の獲得人員の結果ははっきり言って散々なものとなってしまいました。それ以外にも移籍金を払って獲得した人材はいるでしょうが(例えばナバウトやデン等)それにしてもこの移籍にまつわる情報ってあまりに無さすぎると思うんですよね。

昨シーズン11得点のレオナルドに移籍の報が出ています。99%確定でしょう。数年前にもラファエル・シルバがキャンプ参加中に中国の武漢からオファーが来て約10億円の移籍金で手放すことになりました。レオナルドの今回の移籍金は約7億円と言われています。昨年約1.5~3億円で獲得した選手で、本人いわく5年契約だそうなので、残り4年を残しての移籍になりました。この5年契約って口約束みたいなもので(口約束ではないですが)活躍することによって価値が上がり契約をし直す。活躍しなければダウン提示で契約をし直すのが基本でしょう。だからこそレオナルドの「今年も浦和でプレーするよ」という発言があったと思うのですが、それはあくまでバイアウトできる金額を支払うクラブが無い場合です。バイアウト設定金額を払えないけど獲得したい選手がいて、その選手も移籍したい場合に交渉が始まりますが、今回はそうではないことがわかります。これを理解していないのか「なんでレオナルドを放出する?」的な意見があってびっくりします。いやできることなら誰も放出したくないでしょ…という。しかし怖いですねぇ中国マネーは。

槙野が中東から狙われて、多額の移籍金そして給料アップを言われても移籍しない理由もこれで、基準を満たした後は本人の意思にしか委ねられないわけです。レオナルドについては残念ではありますが、これに関してはやむを得ないですね。まぁ日本代表になりたいという発言を真に受けてた人達は高額で壺を買いそうだと思いましたが…。今シーズンを迎えるにあたって的確な補強をした(現時点ではそういう評価)フロントがコロナ渦の影響を差し引いた金額で今後どういう補強をするのかというのは興味深く思います。言うほどストライカーの補強が急務とは思っていないのですが、実際どうなんでしょうね?これで急いで見つけてきてパニックバイって騒いできたじゃんとは思います。コロナ渦で来日の予定も立たず開幕を1か月前に控えた状況で買うのが正しいのかどうか。

同じく橋岡大樹がシント・トロイデンにローン移籍をしました。個人的な感情としてシント・トトロデンとポルティモネンセには移籍して欲しくなかったのですが、欧州挑戦をしたいという気持ちには逆らえませんし頑張ってほしいですね。その橋岡の移籍も契約を延長して1年半のローン移籍ということになっているようです。確か原口元気はフリーで移籍できるところを契約延長しての完全移籍、関根貴大も完全移籍です。契約延長してのローン移籍は、契約期間後浦和に戻ることもできます。もちろんその場合は、契約延長やヨーロッパのクラブからのキチンとしたオファーが無かった時とになります。関根の時は9000万ほどの移籍金を得ていますが、その後買い戻し(という名の普通の獲得)をしていますので、普通に考えればそれほど利益はないはず。アカデミー出身の選手が海外に出ていくのも3度目というのもありますが、日本人のサッカー選手が海外に行くのが”修行”では無くなりつつあることの一つではないでしょうか?某選手も言及していましたが、海外では移籍金が掛かった選手と移籍金が掛かっていない選手では扱いが違うそうです。最初からフェアで戦えない挑戦はもはや修行ではないのですね。確かに安い服屋で買ったものとブランドの服を平等に扱える人はいませんよね。

そういう移籍事情が成熟してきているので、メディアは正しく発信をしてほしいなと思います。この選手がどのくらいの価値で契約が何年までか報道されないのっておかしいと思うんですよね。いくらもらっているは別に良いですが、いつまで契約なのかは公式な情報として公開してほしいですね。それってこのコロナ渦でもお金を払ってチームを応援してる人たちに対して凄く大事なことじゃないかなと思う昨今でした。

本当は2020年の振り返りという記事を12月に書くつもりだったのですが、最終節まで待つか…新加入選手が発表されるまで待つか…などとしていたら、下記のリンクに掲載されている大槻前監督による2020年シーズンの振り返りがされていたので、何にも振り返ることが無くなりました。(完)ざっくりまとめると2020年は今までチームに染み付いていた戦い方をリセットしたシーズンでした。特殊なシーズンの中でやりきれなかった部分や、足りない選手層なども見えてきたシーズンだったのかなと思います。厳しい中で率いてくれた大槻監督に感謝していたのですが、浦和の未来を思ってこういうインタビューに応じてくれたかと思いますので、ありがたいことだと思いました。

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※移籍の報がある橋岡大樹は抜いています。
今シーズンに向けての補強の意図は、年齢層を若返らせることと、足りない層の補強にあったと思っています。まぁその結果、自分と同じくらいの年齢層の選手ががっつり抜けたのですが…。

注目は西大伍の補強でしょうか。年齢的には上の選手ですが、新監督のリクエストのようですし、2年前かな?鹿島から出るってなった時に、ぜひ来てほしいと思っていた選手ですから楽しみです。本人も「複数ポジションでプレーを要求されている」って話でしたが、選手層も考えると、自分はもしかしたらボランチでの起用なのではないかということで、このポジションに表記しています。

新加入選手はほぼプレー動画でしか確認できていませんが、J1で見たことがある選手の中では、金子大毅は対人に優れ、前に運ぶ推進力をもったボランチ。田中達也は運動量豊富でスピードに優れたアタッカーなので、両者ともにファンから好かれそう。後者は名前も相まって人気になれば良いですよね。栃木した加入した明本孝浩はフィジカルに優れたアタッカーで、タイプ的にはJリーグに居たときの武藤嘉紀武藤みたいなタイプかなと。小泉佳穂はボランチやサイドもできるようなことを聞きますが、両足のキックやパスセンスに優れたアタッカーで、柏木陽介の後継になれるのかなと。大学3年生の時から特別指定選手になっていた大久保智明はクイックネスに優れ、このチームにはいない感じのアタッカーです。伊藤敦樹は本来ボランチの選手ですが、大学ではセンターバックもこなしていたので両ポジションで出場機会がありそうです。青森山田から加入の藤原優大は対人や空中戦にも優れていて、ビルドアップのパスセンスにも優れている印象です。ユース卒の福島竜弥は対人に強い左サイドバックです。ベテランの塩田仁史はチームをまとめる役目も兼ねての加入でしょう。

リカルドロドリゲス新監督のサッカーについて自分は詳しくないですが、ポディショナルプレーを元に攻守両面を連動したサッカーを理想としているのかなと思います。ボールを保持した状態が主体となるのかなと思いましたが、色々なメディアを見ると試合によってはベタ引きもするなんてことも見るし、所謂引き出しは多いのかなと思います。ざっくりミシャ時代のサッカーを、より勝利にこだわった形のようなイメージをしています。自分にとっても学びがあれば良いなと感じるシーズンなので、一つでも多く実って、またアジアやJリーグの優勝が狙える立場に戻ることができればと思います。とりあえず1シーズン目は多くを求めず。大槻監督が建物を解体してくれたので、ここから下地を作ってまた建物を作ることができれば。それが今後何年も使えるものが出来れば良いし、なんだかんだミシャの呪縛みたいなものがあったので、そういったものをアップデートできれば良いなと思うんですよね。

昨日に背番号が発表されました。ユニフォームは21番の大卒ルーキー大久保智明を買う予定です。1年半ほど前に大原で見たトレーニングマッチでの活躍が目に焼き付いていて、あれがプロの舞台でも発揮できればリーグ屈指のアタッカーになれるはずと思いました。コレクティブな戦い方をするチームにおいて打開力は必須です。そういうチームで武器になれる選手だと思います。昨年は怪我で大変なシーズンだったようですが期待をしています。

今年こそはシーズン中に何回か記事を書きたいのですが、サッカーを見る目が衰えてるのでまずはいっぱいサッカーを見ることにします。

たまに他のことも書かないと競馬ブログになってしまうのでね…。新型コロナウィルスの影響で練習時間が確保できていなかったり、過密日程で苦しかったりというのがあるので、今年のサッカー界に対してあんまり批評するのはいかがなものかなという気持ちもあるんですが、やっぱり見てると熱くなるので、今回は第12節までの浦和レッズについて思っていることです。

・今シーズンの基本フォーメーション(4-4-2)
試行錯誤段階ですがFC東京、柏レイソルに連敗、名古屋に大敗したあたりから守備を基本としてなんとか一点取ろうサッカーに変わっています。これは上野ヘッドコーチがユースを指揮していた時やっていたのと同じ形なので、主導は上野コーチでしょう。そんな中で神戸に敗れたこの1週間でどんな形になるか注目しています。個人的にはハイプレスで前線からつぶしに行くほうが好きですが、連戦を考えると強度の意地が難しくコントロールタワーになれる選手もいないためなかなか難しいですね。

・選手短評(GK) 
西川周作
広島戦のシャットアウトは間違いなくこの人のおかげでした。カウンターの起点にもなっているため貢献は大きいですが、もうひと踏ん張りほしいところ。

福島春樹
仕方ない部分はありますがルヴァンカップセレッソ戦での大量失点以降はリーグ戦ベンチから外れています。ここが正念場ですかね。

鈴木彩艶
福島がベンチから外れ替わりにベンチ入りしています。18歳になり契約延長が発表されたように海外からも注目されている選手なのは間違いないですし、カップ戦等で今季中のデビューもあるか。

・選手短評(DF)
マウリシオ
ずっと移籍の噂がありましたが、ついにポルティモネンセへのローンが決定。ほぼ片道(契約が2022年1月末のため)が決定でしょうがこのチームへの貢献は大きかったですね。この選手の加入が無ければ2017年のACL優勝はなかったでしょう。1vs1の相手との対峙の仕方など一流のディフェンダーだなと感じることが多く好きな選手でした。今季は移籍の兼ね合いや4バックへの変更によって出場機会を減らしていましたが実力は折り紙付きなのでブラジルの名門などで活躍している姿が見れればいいなと。

鈴木大輔
中断後はなぜか出場機会を減らしてしまっているのですが、広い守備範囲やビルドアップという点でデンが優れ、対人では槙野が優れという状態なので悪くて落とされているというよりはいいメンバーがいるという感じですかね。出場機会は来るでしょう。

槙野智章
かつてないまでに出場機会がなく、結果が求められた横浜FCでの活躍によりデンのパートナーとしてチョイスされました。なんだかんだ安定感があるもののやはりボールウォッチャー癖があるので4バックだと…というのはあるんですよね。あと山中と組ませるとその辺の声掛けとかがさらにうまくいかない印象です。

山中亮輔
端的に言うと自分はFC山中にするほど凄い選手ではないと思っています。チーム戦術の一つの武器としてなら良いと思いますが、守備が課題がありすぎるし、攻撃に確実性もない。ボールロストが多すぎるのも微妙です。アクセントしてじゃなければ難しいですね。そもそも論としてキックが凄いだけで攻撃にアイデアがある選手ではないと思うのですが。

トーマスデン
浦和のブラジル人以外の選手、オーストラリアルート、いわゆる青田買い的な移籍でここまで成功したのは未だかつて記憶にありません。中断明け一発目のTMvs町田でのプレーが凄く良くて「これはそのうち楽しみだな」と思っていたら一気にこうなったので、やっぱいい選手はそういう風に出てくるものだなと。浦和はいいチームだと勧めてくれたナバウトのだったり、今までのことを考えるとあのスーパーゴール後のバク転はちょっと泣けました。

橋岡大樹
タフネスで魅力ある選手ですし、今シーズンに入り「若い選手」という感が抜けてきたように思うのですが、攻撃面での貢献はもうちょっとほしいですね。やっぱ森脇ってすごい選手だったなと思います。酒井宏樹の柏時代くらい突き抜けてほしいですね。

岩武克弥
例えば正確なクロスがあるとか、ディフェンス面で対人が優れているなどあれば良いなと思うのですが、現状だと橋岡に劣るという印象。同じく明大卒の柴戸が化けたように闘える選手なのは間違いないので精度とかで橋岡に競ってほしいですね。

岩波拓也
柏戦での大量失点から先発の座を明け渡しました。ポテンシャルがあるのは間違いないので化けてほしいし時期キャプテンの器かなと思っているのでなんとか乗り越えてほしいところ。

・選手批評(MF)
宇賀神友弥
一言で言えばさすがな活躍を見せてくれています。伊達に何年もこのチームでスタメンを張っていたわけではないですし、バランス感覚や試合を読める選手として貴重だなと思います。それでいいのか山中亮輔と思うわけですが。

長澤和輝
右のサイドハーフでの起用が多く、以前にも増して攻撃面での精度が求められています。確実にゴール前での仕事は増えていると思うので、結果を残したいですね。

エヴェルトン
マウリシオやファブリシオと共に引き抜かれる可能性があったと聞いて驚愕しています。現在センターハーフで起用されている選手の中では一番ゴールに迎える選手ですし、実際ゴールも決めていますからね。対人も強いし計算できる選手です。ゲームをコントロールできれば完璧なのですが…それはここ数年見てればわかることなので求めません。少なくとも今シーズンはピースとして重要な選手です。

柏木陽介
現在のチームでは居場所が難しいですね。ただ今のチームに無いものは出せそうですし開幕戦の印象は良かっただけにコンディションさえ整っているのならという感じです。

マルティノス
主張するにしては結果を残さなすぎ、ボールを持ちすぎるにしてはブレイクできなすぎという感じなので、関根や汰木を起用したほうが今後のためという感じですかね。このままなら今季限りでしょう。

伊藤涼太郎
チーム復帰後リーグ初出場となった柏戦ではいいプレーをみせただけに、チャンスシーンでゴールが欲しかったですね。でも結果を残せる下地はもっているということがわかったので後はその時が来るのを待つのみです。この選手が活躍するのを願っています。

青木拓矢
コンディションがフィットしていないのかあまり良いプレーを見られていないですね。衰えなら寂しいしまだそんな年じゃないのでまた存在感を出してほしい。

阿部勇樹
出場機会がないのですが、今季ここまでのセンターハーフの起用をみていると一度くらいは使ってもいいのではないかなと思っています。どんな存在感を見せてくれるか楽しみなんですけどね。

汰木康也
チームのスタイルにフィットしたようで計算できる中では一番のストロングポイントになっています。永井雄一郎になりうるといったのは前GMですが、チャンスで外して天を仰ぐところは似なくて良いし、ゴールに近いところまで行ける選手なのでハマってブレイクしてほしいですね。

柴戸海
7つの肺を持つとは元アルゼンチン代表のアルメイダを称した言葉ですが、心臓が3つくらいあるんじゃないかなと思う程の驚異的な運動量とボール奪取で一気にブレイクしました。試合のペースに慣れて、読みという部分が発揮できるようになったのが大きいのではないかと思いますが、プレスに行った次の一歩目が驚異的に速いんですよね。攻撃面での物足りなさは本人も良く口にしているので、あとは鈴木啓太さんみたいにポジショニングや頭を使ったフットボールができれば代表はさほど遠くないかなと。猟犬というよりはビーグルという感じなので髭生やしたりスキンヘッドにしたらもっと怖さが出ると思うのは余計なお世話ですね。

武田英寿
ルヴァンカップのセレッソ戦でプロデビュー。同じ試合でデビューした西川潤みたいな活躍を期待していましたがここからですね。アクセントをつけられる選手だと思うので、柏木陽介さんから良く学んでほしいなと思います。

武富孝介
怪我が明けてベンチ入りする機会も多く戦力して計算できるところまで戻ってきてくれたのは嬉しいですね。ゴールに絡んでいく感覚はサイドハーフの選手の中では一番あるはずなので活躍に期待してます。

関根貴大
運動量という点でチームへの貢献が大きいですが、アタッカーとしての活躍はもう少し求めたい印象です。ゴールやアシストが見たいですね。もっとできるはずですし期待しています。

・選手短評(FW)
武藤雄樹
いわゆる武藤ロールは今シーズンも健在でこの人が色々できすぎてしまうから他の選手(主に健勇ですが)が物足りなく見えるんですよね。レオナルドとの連携も悪くないですしね。10点とは言わないので7,8点くらいとってほしいところ。

ファブリシオ
今シーズンはFWというよりはサイドハーフでの起用でした。ディフェンスもする選手なので頑張ってくれてはいるのですが、球離れが悪く意味不明なボールの失い方をするあたりはやっぱFWの選手ですね。こんな感じなのでポルティモネンセへの移籍は仕方ないと思いますし、この選手も片道でしょう。あの大怪我さえなければ…と思います。コンディション上げてポルトガルから活躍の報が聞けますよう。

杉本健勇
大分良くなっているような気がするのですが、それだけにゴールが欲しいですね。ほんとそれだけです。目立つので叩かれがちですが、ほかの選手も大して変わらないです。

興梠慎三 
怪我があってコンディション整わずなので今シーズンの10ゴールはなかなか…と思っているのですが、ここからの底力に期待しています。ブラジル人に合わせるのは真骨頂でしょうし、MAXで補完し合えればリーグ屈指の凶悪な2トップになると思っているので。

レオナルド
今シーズンの浦和のキングです。要求はするけどゴールも決めるし守備もする。文句のつけようがないですね。ゴール前での落ち着きはやっぱり異常ですし、この選手があれこれ考えずにゴールが奪えるようなチームにするのが一番強くなる最高値かなと思いますがどうでしょうか。

・今シーズン求めること
ACL圏内に行けるとも思っていないのでとにかくどんなサッカーをするのかというのを見つけてほしいところですね。個人的にはハイプレスのショートカウンターサッカーは現在の所属選手に合っていると思うので突き詰めてほしい。ただ現状のセンターハーフの選手陣では指揮官になれるような選手がいないためオンザターゲットなポジションになるはずです。覚醒しかけている柴戸を中心に今シーズンは戦っていきたい。大卒で来季加入の伊藤敦樹がどれくらいやれるかというのもあるがさすがに一年目から期待するのは酷なので、外国人選手の補強が求められるのではないかと思います。エヴェルトンはローンの契約が来年1月までとなっていてさすがに買い取りを求められるでしょうし、マルティノスはまぁ普通にいないでしょうからセンターハーフの司令塔タイプの獲得に全力を尽くすというのもありかなと。あとはU-23以下の選手から一人でも二人でも試合に絡める選手が出てくるのを楽しみに見るシーズンでしょう。そんな感じで自分は楽しみます。


2019年シーズン。新戦力選手として杉本健勇と鈴木大輔。そして始動間近になり山中亮輔という3人の日本代表経験者を獲得。オリベイラ自身が補強の必要性を説いていた中盤のポジションにエヴェルトンを補強。さらにJ2山形で光るものを見せていた汰木康也とユースから昇格した3人を加え、1月に始動したチームは例年通り1月後半からキャンプに入った。オリベイラの方針の下、とにかくトレーニングのみで進められるキャンプは興梠慎三いわく「(鹿島時代から共通で)想像通り」とのことだったが、試合形式戦術練習や、トレーニングマッチを行わないことで漂う「本当に大丈夫か…?」という雰囲気は選手たちからもサポーターからも感じられるものだった。その嫌な予感が的中したのが今年初戦となったゼロックス・スーパーカップの川崎戦。力の差はあるにしても、とにかく戦術的な形も見えずに”ただあがいている”ような試合だった。結果的にシーズンを通してこのようなサッカーとなった。13節までに4勝しかあげられず大量失点をしたこの試合をもってオリベイラが解任となり、大槻毅が就任して立て直しが図られた。

大槻監督のもと短期的に成績が向上。そして夏の補強で関根貴大(と武富孝介)を獲得すると、今年このチームに存在しなかった個でブレイクする能力で一時的に劇薬として働いた。しかし、個人編で書いたように相手チームの対策と選手自身の疲労によってパフォーマンスを落とすことでチームの調子も下降していった。ACLだけはなんとか勝ち進むも決勝で敗北。リーグ戦は形上最終節まで残留争いとなった。

オリベイラ政権時について今更振り返る必要もないと思うが、もともとオズの魔法使いとまで言われたオリベイラ最大の持ち味はコンディション調整とモチベーションのコントロールで、だからこそキャンプから自分主導でやることができるのは楽しみだと期待をしたが、前述のような状況になった。コンディショニングの良さが持ち味と言いながら最新の疲労回復マシーンだとか、やたらと多かったブラジル人のトレーナーとかありきたりなものを導入していたし、正直その効果は感じることができなかった。(選手自身がどう思うかはわからないが)前年の天皇杯で優勝したものの、その代償的に武藤雄樹と青木拓矢が離脱して開幕から数試合は欠場していた。戦力的に始めから整わなかったのもあるが、明らかにセンターハーフ向きのエヴェルトンをアンカーの位置で起用したりと本質的に疑問符がつく采配が多かった。4バックでスタートしたものの選手たちがしっくりこず当時コーチだった大槻に相談している様子をオリベイラが気に入らず、その直後に海外派遣という名の追放をしたと言われていて、選手の方からギブアップのような形になった。解任のタイミングはこれでもかなり待ったほうだと思っていて、それくらいの絶望感はあった。

追放後監督して戻ってきた大槻毅の下で建て直されたチームは、まず守備の面での整理がされたように思う。リスクを極力減らすことで勝つチャンスを上げるサッカーと言っても良いかもしれない。守備面では3バックを中心に守備時には5バックのような形で堅固な守備を築いた。攻撃面では能力の高い選手が揃っていることで少なくとも4割はポゼッションすることができるのである。そのうち2割はリスクをかけない。相手が焦れれば前に出るものとし、そうでないなら出ない。いざ攻撃にでるとなればミシャ時代を彷彿とするようなコンビネーションによって最初の数試合は勝ち点を稼いだ。しかし、そんなわかりやすいサッカーが今のJリーグで通用するわけなく、攻撃面では連携をシャットアウトされることによる手詰まり、守備面も耐えきれず失点して負けという形が多かった。

はっきり言って今季までと同じようなサッカーしかできないのであれば大槻監督を続投させることはないと思うが、今季に関してはこれで行くしかなかったのではないか?という気持ちがある。自分のやりたいサッカー(目指すべきサッカー)を落とし込んだ時にどうできるか。その落とし込む際に必要となる戦力が補強できた時にどうなるか?というのを見てみたい。これは堀監督のときにも同じことを言っていることで、あのとき補強はできたものの核となるべきラファエル・シルバをシーズン前に放出という可哀想な形となったのがダメージとなった。森脇良太の退団アナウンスが出たし、メディアでも多く触れられているが、ついにミシャ時代の遺産はなにもなくなったということだろう。来年はACLもない。あわよくばACL出場という感じでリーグ中位を目標に中長期的にチームの立て直しというシーズンにしても良いのではないか?ただ最終節前の監督インタビューを見るに「やりきった」という感がヒシヒシと出ており、果たしてどうなるのかなと思っている。

ここからは具体的な選手補強の話。今現在メディアからの報道で伝わっているのはFWオナイウ阿道の復帰と、大分の司令塔小塚和季の獲得だ。小塚については他にも狙っているクラブがあるらしく70%くらいな感じかもしれないが、柏木陽介不在とここ数シーズンの衰えを見るに良い選択肢と思う。高卒ルーキーの武田英寿も同じようなタイプと認識しているが、ルーキーに過剰に期待してもしょうがない。いきなり活躍できれば儲けものという感じだろう。オナイウ阿道については選手編で書いたとおり。問題は外国籍選手の扱いである。決して悪い選手ではないが移籍金が高額で有ることが予想されるエヴェルトンと、モチベーションの低下が顕著なマウリシオは通常のチームならありがたい助っ人選手だ。その二人の動向ははっきり言ってわからない。新監督が決まっていれば…わかるかなとも思うが二人とも居ないと見るのが通常ではないか。さらにACL後に急にスタメンでなくなっているファブリシオももしかしたら…という気がしている。使う理由はないがベンチには入れないとメンツが立たないという状況なのではないか。ファブリシオが能力の高い選手ということは百も承知だが、コンディションが戻るのを待っているだけの時間がない。もし仮に移籍の話があるのであれば…そうなってもいいのではないか。逆に急に起用されるようになったマルティノスは来季に向けてのパフォーマンスと見るか就職活動と見るか判断が難しい。ようはみんなわからないのだ。昨年のJ3そして今季のJ2のリーグ得点王を獲得した新潟のレオナルドの獲得が噂されているが果たして。



ここまでは先週までに書いてきた文章。ここからは昨日行われた会見に対する批判だ。このチームは本当におかしい。水上学風にいえばチャンチャラおかしすぎる。中村修三GMがこの成績に対する責任として退任するのはわかる。それに対して土田SDが返り咲き、西野努TDが就任。この危機的局面で結局は内部登用でしかも未経験者しか登用できないのかと。さらに会見で新たに戸苅フットボール本部・本部長という意味不明な役職のついたこれまたいらなそうなことがひと目で分かる内部登用の人物がでてきた。そこでの会見の内容はこちら。具体的なことが何一つないのである。唯一わかったことは、契約年度が複数年に渡っているということ。そのため選手保有枠の関係でこの冬の補強がそこまで活発に行われないだろうということ。これで森脇が放出される理由がわかった。たまたま契約が切れる年のベテラン選手が彼だけだったということが。この夏から話し合ってきたと社長が言ってるのに対して、西野TDに話がきたのが11月。3カ年計画などこれから計画を立てるから先送りにしているだけとしか思えない。

「浦和の責任」という言葉をしきりに使っているが、一体なぜそうなってしまうのだろう。あなた達内輪の理由だけで浦和だけに留めていいクラブではもはやないはず。それだけの魅力があるからクソほど弱いサッカーしかできないチームでも最終節には4万人も集まるのだから。浦和から来ている人は一体何人いるのか?それ以外のファンはのけ者なのだろうか?わかりやすく団結させるためのコンセプトとしても停滞しか産まない悪手だと思う。世界中のクラブがウチからソトに目を向けている中、「この一年で感じたのは浦和の町との乖離」などと言っている人間がトップとして戻ってきてもロクでもなささそうなのはクラブの人間以外みんな想像できるだろう。vodafoneが胸スポンサーだったのがMeijiになり、さらに地元企業のPolusになった。このよくわからない落ちつかせ方はなんでだろうとずっと思っていたが謎が解けた。このクラブは変わることが怖いのだ。地元の人間に媚を売って、自分たちを安泰にしてるとしか思えない。違った視点で物を言える人間が必要だったはずだ。

まぁこうなってしまったからには期待を大幅に上回ってチームがそれなりに動いてくれることを願うしかない。そもそもこのチームは情報開示が少なすぎる。その辺も改善されることを願うが、この内輪体質じゃ期待もできんな。ほんとにクソだ。

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