Sweet dreams

カテゴリ:引退出資馬 > ファンディーナ

最近Twitterの鍵を掛けていないのですが、それもあってターファイト関連のツイートをするとふぁぼられる(古い)ことが多いんですよね。もちろん自分の様に鍵を掛けていた人が開けた可能性もありますが、そういう人のツイートを見ると「クォリティタイムでの勝利がターファイト初勝利」という人が多かったり、クォリティタイムと同世代の3歳世代からターファイトに入った人が大半です。じゃあこの3歳世代って何が起きたんだろうと考えると、この世代の馬たちが生まれた時というのがまさにファンディーナがクラシックを戦っていた時なんですよ。一概にまとめることはできませんが”ファンディーナの活躍を見て入会した”という人がいるのは間違いないでしょう。ファンディーナが新馬前の頃のことをよく覚えているのですが、Twitterでファンディーナの名前を検索すると同じ人がつぶやいているだけ…まぁ今の出資馬もそんな感じの時もありますが、少なくとも自分が「誰もターファイトの話してない」とツイートして笑われていた時の雰囲気はありません。シンプルに会員は増えたのではないでしょうか。
※”潮紗理菜はファンディーナ”というのもこのあたりに見つけたツイートでした。

ターファイトクラブのような牧場集合系クラブが会員を増やすのはやっぱりその牧場のファンという人がどれくらい増えるかが重要なんだなぁというのは凄く感じますよね。谷川牧場…村田牧場…このあたりから売れていくというのはそれだけ活躍する馬を出していて、その活躍馬というのは一つでも良いから長く走る馬を出せるかどうかなのかなと思います。もちろん重賞や上のクラスで走れれば良いのは間違いないですが、その馬と関わる時間が長いほど、同じ牧場の馬を贔屓にしたり、そこから違う牧場の馬を買ってみたり…とまあまさに自分のことなんですが、そういう風にしてファンを増やすのが良いのかなと思います。だからこそクォリティタイムで提供馬が勝った富田牧場には定期的に馬を出してほしいですよね。セールに出すのが一番なのはわかるのですがそういった馬がシルクや東サラで走っていて、しかも活躍して…となると「良い馬を出しているのかな?」と疑問に思うこともありますからね。そういった牧場が増えれば世代の頭数も増えるだろうし、世代の頭数が増えれば我々の選ぶ楽しみも増えるし、クラブも発展するのでしょうし、そうなればいいと思います。(馬が買えないのは困っちゃいますが)

よくよく考えると自分はバイヤー系のクラブに入ったことがありません。今話題の某クラブのことなのですが、使う条件やコンセプトを先に限定しちゃうクラブってどうなんでしょうね?これは否定じゃなくてあくまで疑問です。例えばこれが「ダート重賞勝利を目指します」というならクラブが見つけてきた良い馬の中で最もその可能性が近そうな馬を選ぶ楽しみがありますが、「ダート短距離でコスパの良い使い方をします」となると、逆にまったくイメージがしにくいなと思うんですよね。普段我々は馬を見てどんな未来か想像して、厩舎やそれらに付随する情報を得てあーだこーだ言いながら出資検討をするわけです。しかしこれが「ダートでコスパ良い条件を使う馬です」となるとあーだこーだ言うところが「あーそうですか」というそれだけで終わっちゃう感じなんですよね。楽しみがないなというのが正直なところ。新しい形ですからそれなりの馬見のコンサルがつくんでしょうし、投資対象としてはむしろ適正かもしれませんが、コンセプト掲げてもどうせその通りにならないんじゃないかなぁ…という気がするのでどうなんでしょうねという感じがしました。

谷川牧場さんのTwitterによると、2月10日にファンディーナの子供が生まれたようです。たかが出資馬されど出資馬で、自分の人生の中で忘れることのない馬の初子が生まれたことをほぼリアルタイムで知ることができるのは本当に素晴らしいことだなと思います。思わず自分が書いたファンディーナの記事を全部読み返しました。引退した記事に書いたのですが「皐月賞の4コーナー。今でも目を閉じてその時の光景を思い出すと胸の高鳴りが収まらない感覚になります。」という一連。これを忘れた日がないんですよね。あんな素晴らしい感覚をまた味わいたいなぁと思っています。この馬の子どもが見せてくれるなんて思っているわけじゃないですし、上記理由でそもそも出資できるかどうかわかりませんが、できればまた出資して楽しみたいなぁと思いました。


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夜空ノムコウ - SMAP

今日で平成が終わるわけですが、テレビとかで無理やり感じることをしなければこのお正月のような変な感じはないわけですし、おそらく1年前のこのときはどんなことを思っていたかな~と振り返ることもないはず、そう考えると不思議な感じです。たまに明治、大正、昭和、平成を生きた~みたいな特集がされますが、そういう人たちって確かになにか変わってるんだけど何も変わってない経験ってのをしてきたんだなというよくわからないことを考えました。自分は平成生まれでいわゆるゆとり世代だなんだと言われてこれまで生きてきているわけですが、平成と昭和の間に何も境はなく、あるのはあくまで年齢の壁、年齢って言ったって100年も1000年も変わるわけじゃないし、大したことじゃないなと思いました。

平成生まれの自分が何より思うのは自分が生まれて記憶を持つ日から、今日まで居間でゲームをしている父親、髪の毛以外は変わってない母親、元気に生きている祖父母、旅行に行っている弟。叔母以外が逝かなかったのが何よりと思っています。次の令和の時代には自分も含め皆がこの世から去るかもしれないわけですが、その日まで普通に生きていければと思います。上で100年も1000年も違うわけじゃないという風に書きましたが、世の中から見た自分や自分の家族なんてちっぽけなものなのですから、自分のできる限りで楽しく生きていければいいですよね。さっそく明日から宮古島に行ってきます。宮古島は母方のルーツで、自分は小学生以来に行くことになるのですが、こういう大型連休でなければ行くこともなかったし、何かの縁と思って楽しんできたいなと思っています。

まぁ後は普通の話なのですが、クードメイトルの2走目は惜しいレースでした。藤岡佑介騎手のコメントも「テンションが高い姿を見て回りの馬がペースを落としてきた。あそこで行かせるとそういう馬にしかならないから我慢をさせた」というものでピンポイントながらも大事に乗ることができる藤岡騎手の良さを感じました。個人的にもこれでこの馬に対するトーンというか過剰な期待というのは避けられるかなと思っているので良かったのかなと思います。高野調教師がそんなことを考えるはずもないのにメディアからは「ここを勝ってオークスへ!」などと書いているところもありましたし(そもそも出られないだろと突っ込みたいのですが)”無理をさせなくていい理由”ができたのも良かったのかなと。
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この先は読まないでもらっても構わないのですが、自分は正直ホッとしました。クードメイトルは確かに能力があって素晴らしい馬です。デビュー戦もまるで姉のデビュー戦の焼き直しのようなレースだったわけです。汚い心をだしますが、クードメイトルに活躍してほしい。姉の分まで頑張ってほしいという気持ちと、ファンディーナみたいなスケールの馬がポンポン出られても困るという気持ちが存在しました。あんな特別な馬がそんなすぐに出てくるわけ無いでしょと思っていたのは事実。「姉と同じく背中が使えないのでギアが上がらない」なんて書いている人がいましたが、あなたはファンディーナのつばき賞を見たのか?と言いたい。個人的にはクードメイトルの矢車賞もファンディーナのつばき賞と同じようなレースだったと思いました。自分がファンディーナのレースで一番評価しているのも、競走馬としての彼女の本質もつばき賞だったと思いますし、自分の緊張と疑心暗鬼をすべてぶっ飛ばして夢を見せてくれたのがあのレースでした。あんなレースを見せてくれる馬なんて滅多にいない。だからこそそんなポンポンと見せられても困ると思っていました。つばき賞でその常識外れを見せるきっかけとなった2着のタガノアスワドが前のレースで勝ったのも何か因果だなと思いましたし、皐月賞で走ったウインブライトがタイトルを取ってくれたのも本当に嬉しかった。あの皐月賞上位の馬たちが活躍してくれることでファンディーナの実力を改めて考えるきっかけになったら良いなぁと思います。話はそれてしまいましたが、クードメイトルにとってこの負けはきっと良いものだったと思っています。姉が万全で出ることができなかった秋に大輪の花を咲かせてほしいと思っているのは偽りなく本音。淀の2000mはベストでしょうし、ここから無事に行くことを祈っています。


先日と同じ旅ですが今回は自分の出資馬編。とは言え今回は谷川牧場しか行っていないので谷川牧場編です。もちろん初めての訪問(そもそも浦河に来るのが初めてでした)だったのと、自分の中でも存在が大きい馬と、こうした形での対面が初めてだったので、前日から若干緊張していて、朝早く起きてブログを書いてしまったのを思い出します。ちなみにその時の記事がこれ。旅をしながらそんな時間にブログを書くな。宿泊先はうらかわ優駿ビレッジAERUでしたが、ここに来るような人は競馬好きかスポーツの合宿か(周辺がサッカー場だった)しかいないので、個人の客にはBTCの見学ツアーを案内してくれるようです。朝早いのが怠いなと感じた(早起きしてブログを書くな)ので参加しませんでしたが、これがその後功を奏することに…。

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まず見せていただいたのがドリームオブジェニーの2017です。500キロ近い馬体で、これほんとに1歳馬なん…?というくらいの馬格で圧倒されました。自分はもちろんこの馬を生でみるのは初めてですし、この兄妹に関してもファンディーナをパドックで見たという経験しかなかったので比較はできないのですが、父のハーツクライよりは母がよく出ているというのを仕切りにおっしゃられていました。全兄のグランソードはどちらかというとハーツクライという感じで、特に背腰に出ているんだそう。兄とは違うよというのを暗に仰られているのだと思いますが、自分はPOGで指名するくらい好馬体に見えていたし、そう言われると生で確認したいなという気持ちになりますよね。思えばファンディーナも決してディープっぽくない馬ですし、母方に似たほうが良い兄妹かもしれないとのお話。ちなみに2歳のクードメイトルともまた違った感じとのことでした。

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見学中馬っ気を出していましたが、凄くおとなしかったですね。姉や兄は年明けデビューでしたが身体もそれなりですし、順調に行けるようなら秋の阪神あたりでデビューさせたいとのお言葉。もちろんまだ育成も始まってないですし、こちらとしては本当に順調に行くことを願うばかりですが、もしそうなら楽しみだし、想像するだけでワクワクしますよね。自分は今まで兄妹だからという理由だけで出資したことはなかったですが、さすがに思いを乗せざるを得ないし高野調教師と一緒にまた夢が見れたら嬉しいです。本当に楽しみにしています。

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そしてファンディーナです。自分が見学を申し込んだときはまだ引退が決まってない時でしたが、引退してこれから繁殖牝馬として期待をされている馬を見せて頂けていることに感謝しています。どこの馬を見学するときでも、どんなに思い入れがある馬との会合でも、その馬は担当の方に引かれて歩いてくるだけなので馬場入場のように音楽が鳴るわけでもovertureがかかるわけでもありません。本当に当たり前なことで、どんな出資馬でもそうなのですがイマイチそこにいるのが自分の出資馬だと認識するのに時間がかかるんですよね。でもこのときは本当にファンディーナに会えるんだなぁとドキドキしていたし、なんだかふわふわした気持ちで歩いてくる姿を見ていました。
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「10月あたりから来年の繁殖に向けて一般に見せられなくなるので、今のうちにいっぱい触ってください」と牧場の方に言われるまでただただじっくりと見ていました。それまでは本当にフワフワした気持ちで「ああ本物のファンディーナだなぁ」と思っていました。でもこの馬の胸前に触れて写真を撮ろうとしたときに皐月賞の4角の光景がサーッと頭の中を巡って本当に泣きそうになってしまった。「やー生で見たら泣いちゃうかもナー」と冗談でよく言っていたのですが、本当にそうなりそうで一瞬前を見ることができなくなりました。ブログ用に大げさなことをと思われてしまうかもしれませんが嘘偽りなくそう思った。ぶっちぎった新馬戦、恐ろしい末脚で差したつばき賞、4角で違いを見せたフラワーカップ、そして夢を掴みかけた皐月賞…その後のレースも現地で見てるしこの馬の歴史ではあるけど、やっぱりこの馬が実力を発揮しきれずにターフを去ってしまうのは残念で悲しいことだなと思いました。「この馬にG1を取らせたかった」という牧場スタッフの方の言葉が頭に残っています。
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自分はファンディーナ以上の馬に出会える気がしません。それくらい自分の中では特別な時間だったし、それの終わりとして今回その姿を見に行ったという気持ちだったのですが、競走馬ではなくなったファンディーナの姿とその穏やかな表情を見たらなんだか心が満たされましたし、元気に長生きして多くの産駒を残してくれたら良いなと思います。気になる初年度の種付け候補はロードカナロアやドゥラメンテ、モーリスが候補に上がっているようです。どの種牡馬相手でも楽しみですよね。ほんと繰り返しになるのですが、元気で長生きしてくれればそれで良いです。幸せな馬生を過ごしてほしい。夢を本当にありがとう。


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見学が終わるとスタッフの方から「時間はありますか?」と聞かれ、BTCの施設を見せていただきました。詳しくはこの図を見ていただきたいのですが(丸投げ)直線1600mのコースとにかく広くて、凄い施設だなぁと思いましたね。屋内ウッドチップコースの入り口で走ってくる競争馬を迎えたり、屋内坂路のモニター室に入れていただいたりと貴重な経験でした。ファンディーナがここで育成されていたときの話を聞くと「走る馬だというのはわかったけど、どれくらいというのはわからなかった」とのことですし、やっぱり基礎を作る段階ではわからないもんなんですね。専門の人がわからないんだからそら僕らじゃわからないんだろうと思いましたし、走る馬だとわかるアベレージを上げることが一番の近道かなと思いました。それって自分がやっていたとにかく1勝する馬を見つけることと繋がるような気もするしkeep goingという感じです。

自分は別にターファイトに入会したいからファンディーナに出資したかったわけではありません。欲しいと思った馬がターファイトというクラブの馬だったから入会し出資しました。もちろん名前は知っていたけど谷川牧場のこともよく知りませんでしたし、ファンディーナ限りで退会するようなクラブだと思っていました。でも今はどのクラブよりも思い入れがありますし、それを通じて谷川牧場を応援したいし、このドリームオブジェニーから続くこの一族を見守っていきたいという気持ち。全てファンディーナが運んできた物語です。こういう縁は大事にしたいですよね。

余談ですが谷川牧場編で載せている出資馬の写真は全て友人から頂いたもので感謝しています。今年とてもお世話になっている人と見に来れたというのも良かったと思っています。




ファンディーナの引退が決まりました。

谷川牧場第一分場で調整されています。骨折した箇所の周辺を中心に、先週末にレントゲン等で詳しく調べてみたところ、骨片が遊離したまま筋肉で固定し切れていない状況であることが分かりました。それによって運動中に馬が違和感を覚えて、トモの踏み込みのぎこちなさに繋がっているのだろうとの診断で、これ以上骨片が固定されることを期待するのは難しいだろうとの獣医の見解です。これを受けて関係者で協議した結果、骨片が遊離した今のままの状態で、これ以上のペースアップは困難であり、断腸の思いですが、このまま復帰を断念してファンドを解散することが決定いたしました。今後は谷川牧場で繁殖牝馬となる予定です。谷川貴英代表は「何とかして競馬場へ戻したいと、時間を頂戴してここまで加療に努めてきましたが、高野調教師とも相談した結果、これ以上は難しいだだろうとの判断で、復帰を断念することが決まりました。皆様にもう一度、ファンディーナの走りを見てもらうことが叶わず、出資会員の皆様には大変申し訳なく思っています。良い仔が生まれたら必ずクラブへ戻すつもりです。今度は母として、仔に夢の続きを託したいと思います」とのことです。これまでのご声援、誠にありがとうございました。精算は8月末の予定です。(7月10日臨時更新)

引退が発表されてからアクセス数が増えていたので、多少なりとも自分の意思や感想や心境に興味がある人がいるのかなと思いながらこの記事を書いています。その時その時の感想はこれまでの記事で嘘偽りなく書いていますし、特にこの馬に関しては間違いなくその時の感想を書いてきたと言えるものなので、もし良かったら覗いていただければと思います。
出資を決めた時の記事
名前決定記事
デビュー戦勝利記事
つばき賞勝利記事
フラワーカップ勝利記事
皐月賞出走決定記事
皐月賞レース後記事
高野調教師とのお話記事
ローズSを見に行った記事
秋華賞後記事
リゲルS後記事
レース後が思わしくなかったときの記事
骨折発覚記事

怪我が発覚したあの日から今日まで思っていたこと。それは二度と競馬場で見ることはできないかもしれないけど生きているだけでまた夢が見られるんだからという気持ち。と同時になんとかもう一度競馬場であの弾むような走りが見たいという思いでした。こうなってしまうことは覚悟していましたが、今は率直に悔しいなと思っています。

今までの記事でも書いていますが、別に自分は世間で言われているようにローテやレース選択に対する不満みたいなものは一切ありません。あの時あの場面に戻って考えたとしても納得できるものしか存在していません。皐月賞までの過程はもちろん。皐月賞以降のことについても何も思うところはない。何が悔しいって急に出てきた惑星のように一瞬で多くの人を目と心を奪うことができるほどの才能なのに、結果的には流れ星のようにして終わってしまったこと。これが運命だというのなら受け入れるしかないのですが、こんな意地悪なことがあるのかなと思います。こんな馬に自分が出会えるチャンスもそうあることとは思えませんし、この馬の走りやレースぶりに魅了された時間の幸福度が高かったからこそ悔しいなぁ…と思います。この感情はもしかしたら凄く失礼な話なのかもしれませんけどね。

この馬を通して思うのはやっぱり願うことってのは実現しないんだなと思います。この馬は出資時に桜花賞に出るような馬になればいいと思いましたが結果的には出れなかった。デビュー後は東京2400mの舞台で走る姿が見たいと思いましたが出ることはできず。万全の状態で秋には力を見せてほしいと願うも結果的には万全な姿を見ることはできず。このレベル馬ですら、こんな素晴らしい夢を見せてくれる馬ですらそうなのだから、もうそういうものだと思うしかないのかなと思います。願ったら負けというか。でもだからこそ願ったことを叶えたいですよね。僕の今の一番の目標は出資馬が皐月賞に出走し、そして勝つこと。無理なことかもしれません、これだけはなんとかして叶えたいですね。

夢の続きは産駒に…ともちろん思っています。おそらく叶うなら絶対出資するでしょう。だからこそ過度な夢を期待するのは一番良くないことかなと思います。この馬の才能がそんな簡単に引き継がれるのであればそんな苦労のない話はないので。母ファンディーナだけどファンディーナとは別の馬。この気持はもっておきたいなと。でも少しでも長生きして多くの産駒が生まれればいいし、そのニュースを聞くだけで僕は頑張れると思います。苦しい競争生活でしたから、少しでも幸せな余生を過ごしてほしい。

10年前の今頃、EURO2008が開催されスペイン代表がとても魅力的なサッカーで優勝を果たした。そのエースだったフェルナンド・トーレスが、そして中盤でとてつもない才能を見せていたイニエスタが日本でプレーをすると言ったら自分は信じない。1年前の今頃、来年にはファンディーナは現役生活を終えていると言っても信じない。可能性としては想像しうるけど信じないでしょう。自分が明日生きているかもわからないんだなぁと思うと、1日1日を大事にしてとにかく今を生きて行くしかないのかなって思ってしまいました。たかだか出資馬の引退くらいで大げさだなぁと思われてしまうかもしれませんが、そんなことを思い直すきっかけになりました。頑張るときはいつも今。これはファンディーナが怪我をしたあたりから使い始めているのですが、頑張ることができるほど価値のあることっていうのは貴重だし大事にしたいですよね。この馬から学んだのはそういう部分が大きいかな。きっと平々凡々で才能も無ければ地位もない自分が、ファンディーナみたいな特別な才能に出会うことができたからこそ普段とは違うことを思えたのでしょう。もちろん一出資馬ですが、それだけでは収まりきらないほどの存在であることは間違いないです。

皐月賞の4コーナー。今でも目を閉じてその時の光景を思い出すと胸の高鳴りが収まらない感覚になります。そんな光景に今後どれくらい出会うことができるでしょうか?そんな光景を見せてくれてありがとう。素晴らしい時間をありがとう。素晴らしい夢をありがとう。頼むから長生きしてください。


栗東・高野友和厩舎で調整され、引き続き、消炎剤を投与しながら、舎飼されています。中間は、少しずつ回復に向かい、自ら寝転んで身体を動かしたり、トモを動かせる様になって来ています。なお、21日にエコー検査を行ったところ、右の腸骨翼の骨折が判明しました。診察した担当獣医は「筋肉量が多いためレントゲンでも写り難い箇所であり、大分痛みも治まりつつあったので、本日エコー検査を行った結果、判明しました。重要な体幹部分の骨には異常は見られず、今回、骨折が見つかったのは、競争能力に影響を与える箇所ではありませんが、骨が完全に折れて分離し、骨片が下がって来ているため、元通りにくっつくという事は難しいでしょう。治療方法としては、患部が化骨するのを待った後、患部の周りを覆っている筋肉で固める事になると思います。確たる復帰の目途は現段階では言えませんが、全治1年位か、もしくはもう少し掛かる位と判断しています」とのことで、高野調教師は「取り敢えず、最悪の状況を脱した事については安心しましたが、判明した骨折の状況からして、復帰への道のりは決して簡単ではないでしょう。このようなことになってしまい、申し訳ありません。ただ、治療にかなりの時間が掛かるにせよ、まだ復帰して走れる可能性はあります。クラブとも相談した結果、まずは治療をしっかりと行って復帰を目指し、乗り出した時点で、改めて今後について判断するということになりました」とのことです。なお、もう少し容態が安定した時点で放牧に出る予定です。

とにかくとにかく本当に命に関わるところまで行かなくて本当に良かった。昼過ぎにこのニュースが出た時、ほんとに心の底からホッとしました。

レース後の状況から簡単な状況でないことはわかっていたし、現役で走ることなど微塵も期待していないし、期待もできないと思っていました。腸骨翼の骨折は調べてみるとどちらかというとトモの表面に近い方のようで、完全に折れてしまおうが化骨してしまえば走ることに支障がないと言うものの、あるところには臀部筋肉に近いこの部分の骨折によって肢の使い方が変わってしまうということも書いてあり、いずれにしても簡単な怪我ではないようです。同じくターファイトクラブ所属のインカンテーションもこの怪我をしていて、症状はもっと軽かったようですがやはり筋肉によってその周辺を支えることが求められるようです。全然違うとは思いますが自分も高校生の時に膝の靭帯を切ってしまい「君は競技を続けるとしたら一生筋肉を蓄えてないといけないよ」と言われた経験があって、人のそれと馬のそれは違うんでしょうけど、感覚的には想像しやすいなと思いました。

一応復活を目指して険しい道に進むようです。繁殖牝馬になるにしてもこの怪我を直さないうちにはなれないでしょうし、どっちみち時間が必要だからこそ、待ってみようということになっているんじゃないかなと思います。引退で良い、引退で良いんだと心で唱え続けても、やっぱり現役でもう1度走る姿がみたいし、可能性があるっていうのはありがたいことだなと思います。辞めないうちは可能性があるわけですからね。でもここまで来てしまったので後はとにかく無事であることを祈るのみ。夢の続きはもうちょっと先なのか…凄く先なのか。夢を見れる可能性を残してくれただけ本当に感謝しています。

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さっきまで空を飛んでいた風船も、また強くなって飛べるはず。空を飛んでいるようなこの姿をまたいつか見れる日が来ることを信じて生きていきます。負けて始まるそこからが本当の勝負。頑張るときはいつも今。

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