Sweet dreams

カテゴリ:引退出資馬 > フロントライン

復帰を目指して先週帰厩していたフロントラインの引退が決まりました。
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小笠倫弘調教師
「こちらに帰厩後は体調面に問題はなかったので、早速翌日から乗り運動を開始したのですが、6月30日の調教後に右前脚に腫れ・熱感が確認されました。その後は安静にして様子を見ていましたが、週明けになっても症状に変化が見られなかったため、3日にエコー検査を行ったところ、浅屈腱炎の診断がおりました。レースに向けて進めていた矢先にこのようなことになってしまい誠に申し訳ございません」
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次走に向けてノーザンファーム天栄での調整が進められ、やっと帰厩し今日あたり復帰戦の予定が出るかな?次はおそらく福島1150mでのレースになるだろうし、スピードにまかせてしまえばこの馬の能力なら勝てるだろうと思っていたところですので、正直ショックです。今思えば順調に行ってない感じがずっと続いている感じの更新だったのが、急に早いところまで進めて…という内容で、邪推になりますがこれはスペシャルギフトのときにリークがあったのと同じようにそういうことなのかなとはちょっと思いました。それだけギリギリの状態でずっと来た馬ですので、いつこうなってもおかしくなかったし仕方ないのかなと思います。

変な言い方ですが募集動画をいっぱい見るシーズンだと思うのでこの馬についても改めて見てみましょう。重心が低く胸もトモもつくべきところに筋肉がついていて、前傾の重心です。ただそう考えると少し心もとない付き方をしている前脚の繋から蹄。ここにより体重がかかると思うとちょっと怖そうだなというのはわかるかなと。前から見る歩き方も前脚を若干内側にクロスさせるような形で歩くまでは良いのですが、繋から蹄までは外を向いているのがわかるでしょうか。繋の長さも若干左右で違うような形をしています。さすがにここまでしっかりと見れてはいなかったと思いますが、出資した時の記事でも同様の書き方をしていました。じゃあなんで出資に踏み切ったのと言われれば、その欠点をも凌駕する馬体の素晴らしさがあったから。今見てもやっぱり素晴らしい肉付きをしているし、血統的にもエスポワールシチーなら良いであろう配合構成かなと思っています。同じような脚をしていたスペシャルギフトがいたのもありますが、いま思うとスペシャルギフトという馬は本当にすごい馬だったなと思います。

追加募集馬だったのでこの動画が出たのが1歳の11月の終わりでした。こんな感じだったのでじっくり進めて秋の府中や冬の中山デビューだろうと踏んでいたら、4月には天栄に移動し早期デビューの構えでした。結果的にはここで急がされてしまったのが痛かったということになると思います。その後トモの負傷で大幅に調整が遅れ、結果的にデビューできたのが今年の2月でした。もちろんしっかりとケアされていたとしてもこういうことにはなってしまっていたのかもしれませんが、この点に関しては少し残念だなと思います。とはいえ早期デビューできそうでワクワクしていたのはあるし、アズールムーンと同じようなスタートダッシュが切れればと思っていました。フロントラインでこんなことがあっても結局今年ハーモニクスが早期移動でワクワクするんですからしょうがないですよね。未勝利戦が一ヶ月短くなったのも有りさらに早期に移動する馬が増えるでしょう。天下のノーザンファームがその時判断し進められているのだからしょうがないのです。そうは思いつつもこの馬の素材が磨かれた姿が見たかったし、調教時計やレース内容を見ても未勝利で終わる馬ではないと思うだけに本当に残念。すごく勉強になったしもっと色々と考えたいなと思います。

先週の日曜日中山競馬場の第1レースに出走したフロントラインは3着でした。
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大塚海渡騎手
「スピードが有って、楽に先手を奪えました。その後も自分のリズムで運ぶことが出来たのですが、少し仕掛けが早かった分終いは止まってしまったのだと思います。そして、最終的に勝ち馬の良い目標になってしまいました。とても状態が良いように感じましたし、ハミを噛んだりすることもなく、非常に乗りやすい馬でしたよ。また、今回は距離短縮だったようですが、フロントラインの良さを活かせるこの条件は合っていると思います」
小笠倫弘調教師
「ハナに行った後はもう少しじっくりと行って欲しかったですね。それに4コーナーはもう少し仕掛けを待っても良かったのではないでしょうか。ジョッキーに少し焦りがあったのかなと思いますが、この馬の良さを活かしてくれた騎乗だったとは思います。やはり距離はこれくらいが良いのかなという印象を受けましたし、中山のダート1200mで1分12秒台を出せていれば、このクラスならどこかでチャンスは回ってくると思います。優先出走権を獲りましたが、まずはトレセンでの状態を確認した上で、今後の予定を決めたいと思います」
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前日遅くまで(そうでもない)飲んでいたので「あーこれは間に合わんわーフロントラインのレースまで寝よ」と意気込み就寝するも、出発すればギリギリ間に合う時間に起床。そこから髭も剃らず寝癖も直さず高速ぶっ飛ばして中山に向かいました。あんなに飛ばしたの大分以来やなぁと思いながら圏央道が京葉道路につながったことに感謝しました。パドックで見たフロントラインは角度もあるのか、それとも成長なのかわかりませんが、前に比べるとしっかりしたかなという印象を受けました。前を歩いて居た馬も同じエスポワールシチーの産駒でしたが「こいつらほんまに同じ父なんかいな」と思うくらい違った馬体をしていて、中間の調教騎乗後にサウスヴィグラス産駒っぽいと表現したルーキーの大塚海渡騎手は的を得ているなと思いました。
(参考)大塚海渡騎手「3日の追い切りに乗せていただきました。乗った感触としてはサウスヴィグラス産駒のような感じでしたし、中山のD1,200mという今回の条件は合いそうですね。調教での動きは良かったですし、状態は良さそうだなと感じましたから、この馬の持ち味を活かした騎乗が出来るように頑張ります」
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レースは五分のスタートからまるでキノコダッシュを決めたかのようにハナを切りました。ほんと特筆できるくらい最初の脚が速いですね。前走はデビュー戦でかつマイルだったので先手を切れたというのも一つ可能性として考えていたので、あのスタートは良い驚きでした。四角を回ってきたときにはセーフティリードを保っていたので一瞬勝ったと思いましたが、勢いよく進んだ分目標にされ、最後は差されてしまいました。負けてしまいましたが4角でのあのふわっとした加速は魅力的だなと思いました。自分の出資馬ではアズールムーンも凄くスタートの速い馬でしたが、スタート速いというのはアドバンテージでしかないので素晴らしいですよね。次走はこの感じだと短期放牧かなと思いますが、ローカルでチャッチャッと勝てそうな雰囲気を感じられたのは収穫です。
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まだ1レースで人も多くなく、静かなパドックだったので騎乗の合図がかかって馬に乗るときの元気の良い大塚騎手の声が聴こえました。人気馬に乗るのはこの馬が初めてでしたし普通なら緊張しているんだろうなぁと思いながら見えていましたが、そんな様子はなく終始ニコニコしていたのが印象的でした。某掲示板とかTwitterとかを見ると大塚騎手が飛ばしすぎたのが敗因と書かれていて、自分はレースを見ているときも改めてレースを見直しても正直そんな風には思えないし、むしろそれ以上緩めたら絶対他の馬に先手奪われるから緩めないでくれと思いながら見ていました。若干ラップが速かったのは事実だと思いますが許容範囲だと思ったし、コーナーリングとかを見てもこの馬の特徴に合わせてよく乗っていると思います。大塚騎手は人気馬に乗るのもレースで逃げたのも初めてでした。きっと楽しかったんじゃないかなと思うんですよね。めちゃくちゃ気持ちの良い騎乗が見れたと思ったし、いわゆる声が出る展開にさせてくれたので満足しています。大塚騎手は最終レースで初勝利を上げたわけですが、同じダートの1200mのレースでした。スタートから前を目掛け逃げ馬の後ろを構える形になりましたが、映像を見るとフロントラインのときよりもワンテンポ我慢して追い出している姿が伺えます。それが見れれば十分じゃないか?と思います。自分の出資馬が騎手の糧になったかなと思えるレースってあんまりないし貴重なことだと思います。新人なんですから暖かく見ないと。コメントこそ厳しくだしている小笠調教師もレース後にフロントラインと大塚騎手を迎えるときには労いの言葉を掛けている姿を見ました。いつか自分の出資馬で勝ってもらいたいですね。今年の新人騎手の中ではダントツ思い入れができました。

先週日曜日の東京ダート1600mの新馬戦でデビューしたフロントラインは8着でした。
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C.ルメール騎手
「良いスタートを切れましたし、直線までは自分のリズムで進めることが出来ましたね。ただ、その割には直線で段々と疲れてきてしまいましたし、距離が長かったのだと思います」
小笠倫弘調教師
「直線まで自分の形で進められたのに、最後はパタッと止まってしまったところを見ると、ルメール騎手の言う通り距離が長かったのだと思います。ただ、スタートを決められて、競馬の形としては悪くなかったですし、すぐにチャンスは回ってくるはずです。除外で予定が延びてしまいましたし、優先出走権も獲れませんでしたから、この後は一息入れる方向で考えています」
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久々に断然人気の新馬戦でした。個人的にはその人気は間違っていなかったと思うし、直前の坂路であんなに良い時計を出している馬にクリストフルメールが騎乗となればそれはそうですよね。競馬場に行くまではブログに書いていたように”普通に勝つでしょ”と思っていました。パドックに最初に出てきた時、そのはちきれんばかりの馬体を見て素直に凄い身体だなと思ったんですよね。自分は大体いつもパドックの掲示板側の一番上のところから反対サイドを歩く馬の歩様を見ています。すると何周かすると何故か他の馬に比べてちょっと小さく見えたんですよね。馬体の割に大きく見せるとか小さく見えるっていうことはあると思いますが、それって様は筋肉のしまり具合だとか毛艶だとか、意気揚々と歩く様でそう思うんじゃないかなと思っているんですが、フロントラインに関してはちょっとそれを感じなかった。感じなかったまでは言いすぎかもしれませんが、そんな感じの違和感を感じたので、珍しくその後パドックの最前線まで行って馬をじっくり見ました。が、その感覚がそんなに変わらなかったんですよね。人気してる時ってもちろん意識しちゃいますが「ひぇ~人気してる。でも良いレースになるでしょ」って感じの気持ちになるんです。でも今回は「人気してる…から良いんだよな?凄く良い感じには見えないけど…」という感じ。騎手が乗った後、さらに馬が沈んでる感覚がしたんですよね。体幹的なところがもしかしてまだ出来てないのかな…なんてそんなことを思いながらレースを迎えました。

レースは抜群のスタートを切っていきました。この時点では戦法は決まったし、これで負けるなら仕方ないくらいに思っていましたね。ほぼノープレッシャーだったように思うし、これで伸びなかったら力負けだな~と思っていたからこそさすがにこの結果は凹みました。レース前から「距離は少し長いかもしれない」というコメントは出ていたものの、レベルとか考えても少なくとも”こなせる”くらいのところは見せて欲しいなと思ったし、負けるにしても負けすぎかなと。もちろんあのスタートが切れるんですから能力がないわけじゃないだろうとは思いましたが、最後は完全にバタバタだったのでいやこれは参ったな…と。レース後の正直な感想はこんな感じでした。

しばらくレースのことを忘れてから今振り返ってみると、自分が勝手にショックを受けているのってある出資馬と重ねているからだなと思いました。スペシャルギフトです。新馬戦はルメール騎手鞍上で京都ダート1800mで逃げ切り。その後は短距離路線に移ってダートに芝にと活躍をしてくれた自分の一口出資馬の中でも功労馬です。フロントラインは同じく栗毛で馬体重もほぼ同じくらいです。そんな彼に重ねて勝手に落ち込んでいたのですが、じゃあスペシャルギフトってどんな馬だったかなと思うと、フロントラインの様に重戦車のような馬体じゃなくて、もっとすらっとした脚の長い馬だったなと。そりゃフレームが違えばこなせる距離も違うし、そもそも同じ馬じゃないわけです。自分がまさにパドックで感じた違和感ってそれだったのかもしれません。もちろんフロントラインが劣っているとかそういうことじゃなくて、違う馬のこと重ねて勝手に違和感を感じていたのかなと。そう考えるとある程度余地を残した状態でもこのレースができたことを喜ぶべきなのかなと思いますよね。よねってお前が勝手に落ち込んで勝手に持ち直しているだけなのですがそんなことを思いました。あとこの日の内ラチ沿いは重かったと言う話も聞きましたし、逃げた馬が結構ばったり止まっている感じもしました。ある程度余地がある中で距離が長く馬場も味方しなかったとなると、まあしょうがないのかなと。テンの(二の脚かもしれませんが)速さは特筆できるものだったと思いますし、元々はダート1400mの新馬戦に投票していた馬なので、次走短縮してどれくらいできるかを楽しみにしたいと思います。結構凹みましたが、凄く勉強になりましたし、競走生活を振り返る時にこんなこともあったねと笑えれば。最近負けすぎて感覚を失っていましたが、負けて始まるそこからが本当の勝負。この馬体を見たら勝ちあがれない馬のはずがないので、脚元に気をつけて無事にまた競馬場で姿をみせてくれれば。
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※写真はいつもの同行者提供です。ありがとうございました。



色々あって書くのが遅れましたがコールドフロントの2016に出資してました。
コールドフロントの2016
コールドフロントの2016
父エスポワールシチー 母コールドフロント 小笠倫弘厩舎 大西ファーム生産
シルクは出資しないと宣言していたので、え?と思われる方もいらっしゃると思います。これにはきっかけがあって、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この馬の募集開始時にトラブルが起きていて、価格が10円台に表示されていたんですよ。僕はちょうどその時たまたまTwitterでその事実を知って、出資選定理由は下で書きますが凄く良いと思っていたので、もしこれがそのまま出資が認められるのであれば出資しようと思ったし、もし取り消しならば本当に二度と出資しないという運試しというか、クラブの裁量に任せてみようと思いました。

発表では価格が間違っていたので変更がある方は連絡くださいという形のアナウンス。なので出資は認められるだろうと思って何もしなかったのですが、その後クラブから連絡があって「10円台で出資できるという認識なら申し訳ないが価格は当初のものです。それでも良いですか?」と言うものでした。やっぱり10円台で申し込みを成立させろという人もいたようなんですよね。もちろん金融商品の契約締結という側面を考えると、10円台で成立させないとおかしいという理屈もわかるのですが、一口馬主ってそういうものじゃないと思うんですよ。お前も同じタイミングで便乗して申し込んでるじゃんと言われればそうだとしか言いようがないですが、正直試しの場として使わせてもらったので今回のトラブルには良い機会をもらいました。このトラブルって如何ようにもできると思うんですよ。トラブルがあったから全キャンセルの募集し直しだってあり得たし、申込み口数全て有効にした後”””実績の闇”””でかき消してしれっとキャンセル募集とかね。今までシルクの対応は色々と不満がありましたが、今回の件は電話まで含めて誠実でした。まぁあっちゃいけないミスだとは思いますけどね。

あーこの馬マジでいい馬だなぁ…でもシルクだから出資できねぇ…と思っていた理由としては、まず筋肉隆々の馬体ですよね。ゴールドアリュールの産駒は傾向といい馬を出す傾向を掴みながらも結局出資することができなかったので、じゃあその後継として時代を彩ったスマートファルコンかエスポワールシチーの子がほしいなと思っていました。ゴールドアリュールとその後継種牡馬も含めやはりキーとなるのはRobertoの血とMr.Prospectorの血を経由するのがポイント。なのですでにRobertoの血を引いているエスポワールシチーにはMr.Prospectorの血を補完できるこの配合はかなり良いはず。またこのところセール購買馬のチェックすらしていなかったのですが、このコールドフロントの2016は北海道オータムセールでノーザンファームが1242万で落札した馬です。馬体が良くて血統も好みでノーザンのお墨付きなら普通なら即決で購入している馬なんですよね。

多分この馬を検討する上で懸念となるのは前脚でしょう。前から歩いてる姿だとクロスしているように見えるほどの内向なので、もちろん良いはずは無いのですが、自分の出資馬だとスペシャルギフトなんかはこれくらいのクロスにかつ硬めの歩様でした。二度の骨折を経験しているのでそれが要因で須貝先生にも脚に爆弾を抱えていると言われているのですが、爆弾を抱えていようが走るし、それに対してのケアは行われるし、脚が丈夫でも走る能力がなきゃ意味がないわけです。もしこれが綺麗な歩様で歩ける馬なら自分のところに巡ってこない。夢を見るには現状こういう馬を選んでいくしかないわけです。僕はこの馬に関してその懸念以上に見られそうな夢へのワクワクのほうが大きい。何度となく表現している言葉ですがスペシャルギフトくらいの活躍はできると思います。そう表記したキャプテンロブロイとゼアブラヴは現状スペシャルギフトを超えてはいませんが勝ち上がりはしているわけです。勝ち上がれるとは思う。そこから夢を見れそうなスケールも持っていそうな気がします。今の段階ならなんとでも言えるので書いておきますがアリオーンの2016と一緒にJDDに出てる姿を夢見たいですね。まずは夢を見るための1勝を。そしてそこまで無事にたどり着けますように。

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