Sweet dreams

カテゴリ: 現役出資馬

その①に続きまして2頭目の紹介です。
コケレールの19
コケレールの2019(父ドゥラメンテ/母父Zamindar/美浦・黒岩陽一厩舎)
「今年は牡馬に出資する」というのが至上命題(大げさ)でした。現在の出資馬を改めて考えると牝馬のほうがアベレージが良くて、現役で勝ち上がっている馬はグロリアスホープしかいません。プレビュー記事では書きませんでしたが、今年は久々に「クラシックを狙った出資」がしたいと思っていました。今まで感覚的に牡馬クラシックを意識しての出資はグランシルクただ一頭です。上級クラスに行けると思って出資したロングランメーカーはダートでの活躍を見込んでいましたし、ファンディーナの兄弟たちも「大物であれば良い」というだけで、ある意味何も考えずに出資しているのでそういう感じではありません。この世代他に牡馬が3頭いますが、マンテラライの2019は具体的にどこをという感じではないですし、アラフネの2019とサトノアーチの2019はおそらくダートでしょう。ですのでシルクの募集で牡馬クラシックに絡めるような馬を出資したいと思っていました。

「165.0cm/176.5cm/20.5㎝/462㎏」これがコケレールの測尺です。今まで持ち合わせていた感覚では絶対選べない馬なんですよね。写真を見てもわかる通り肉付きが物足りなく映りますし、そのため脚が長く見えます。こういう馬って大体は全体のフォルムが小さいためにこういう形で見える馬が多いのですが、この馬は体高が165cmあって馬体重も460キロを超えています。体高が160を超えていると結構長身の部類ですが、募集時の体高が165cmという馬は今までにあまり聞いたことがありません。この世代で把握しているクラブ馬のプロフィールの中ではもっとも高いです。個人的に今年シルクの募集の中で一番サイズが完璧と思ったのはピラミマの2019(155.0cm/175.5cm/20.0cm/446㎏)なんですが、体高や管囲を基準にするなら胸囲があと5cmほどあればこの時点でかっこいい馬体に見えるでしょうか。比較対象としてツルマルワンピースの2019(164.0cm/179.5cm/20.6cm/482kg)を見るとかなり均整のとれた馬体に見えますし、足りないのは胸囲だということがわかります。

ただそれって今まで出資してきた基準を考えると…ということなんですよね。牡馬のクラシックを目指すとすればグランシルクのような馬体の馬ではないことは確かです。牝馬の見方とも違う気がしています。脚が長めで胴長。ただ付くべきところに筋肉がついているというような馬なのかなと思いました。今までそのような見方をしたことがないので完全に手探りなのですが、コケレールの2019はそういうタイプの馬かなと思いました。これの難しいところって本来的にはマイルとか中距離に対応するような筋肉が付くべき馬”なのに”ついていないのか、それとも血統的に付かないべき馬なのかの判断ですよね。コケレールの子どもは3頭いて、シルクにいたラヴィエべールは1800以上で勝ち鞍を上げている馬なのと、ラヴィエベールも背が高くどちらかというと脚長のタイプなので良いほうにとりました。

はっきり言うとこの馬の馬体を良いって評価している人はちょっとおかしいのではないかと思っています。自分はこのように意図を語っているので、なんとなく出資理由は伝わっているのかもしれませんが、シンプルに馬体を見るとなった時に、初見で良いと評価する人はおかしいと思う。ただなんか良くわからない魅力のようなものにずっと支配されてしまって、この馬で夢がみれたら良いなと思いました。大体は事前にピックアップした馬でも好きなレンジにハマってこなければ検討対象から除外してしまうので、なぜずっと魅力があると思えたのかは謎です。出資を検討するときは一人で悩みたいので馬体や血統を評価する記事は絶対に見ない(票読みの材料にはしますが)のですが、出資申し込みをした後に色々見るとやっぱり8割くらいの人は良くないと思っていそうな感じでした。でもやたらと評価している人もいてそういう馬なのかなと思いましたね。

血統面は今年デビューの新種牡馬ドゥラメンテの子なのでまだつかめていないところも多いですが、エアグルーヴの持つノーザンテーストとコケレールの持つThe Minstral≒Nijinskyが良い方向に作用すればいいなと思います。トニービンを含めエアグルーヴが良く出るような血統構成になっているかなと。ルーラーシップ産駒で言うとムイトオブリガードとかウォーターパルフェと同じような血統イメージなので完成は遅いかもしれません。それじゃクラシックに絡めるというイメージに反するじゃんという話に落ち着いちゃうのですが、青葉賞にギリギリ間に合って、能力は発揮しつつも3歳の夏でさらに強くなれるようなイメージ。そんな馬になってればいいなと。こういう馬を持つのは初めての経験なのでこれからの育成過程を含めて注意深く学ばせてもらえればと思います。まずは育成過程を無事に過ごし競馬場にたどり着いてほしいですね。楽しみにしています。

前回書いた記事が下記なので、その中で書いたように応募した馬については無風で出資できています。今回はその出資理由と選定方法について書いていこうと思います。両馬ともにめちゃくちゃ長くなりそうだったので、その①、その②という形をとっています。

モシーンの19
モシーンの2020(父ロードカナロア/母父FastnetRock/美浦・木村哲也厩舎)
ここ数年のシルクをはじめとしたノーザンファーム生産馬の中には世界的な活躍を果たした母馬がいて、そうした産駒がクラブで募集されることがあります。そもそも募集段階で「買える馬がどれか?」ということを考えると、そうした馬は高実績かつ当選確率の低い抽選に巻き込まれることが多かったので避けていました。その点で母モシーンの産駒は例年そういう馬でした。毎年POG本に取り上げられるような母の産駒という点ではロングランメーカー(母ミュージカルウェイ)以来でしょうか。これほどの実績馬の産駒に出資できたのは驚きです。ここ数年の産駒がイマイチという点と、全姉パロネラの募集価格より倍になっていて、生まれも遅いという点がマイナス評価となり、自分の手元まで下りてきてくれましたね。

遅生まれでまだ肉付きに物足りないところが残っています。そのため脚長に見えますが肩から胸、腰からトモの筋肉の付き方は悪くないと思いました。胴が短く、距離適性は短く出そうな雰囲気です。姉のパロネラは募集動画の雰囲気も良くて絶対走るだろうと思っていた馬でした。姉よりも若干硬さがある感じがしますが、同じような筋肉の強靭さを感じますしウォーキングも良く見えます。歩く時にトモの筋肉の三角形が見える馬が好きなのですが、この馬もその形が浮き出ていますね。姉に比べるとこの時点での完成度は劣りますし、同じキンカメ系牝馬ということでヴェールクレールの昨年段階と比較してもまだまだとは思いますが、伸びしろという点で楽しみな素材だと思います。

ロードカナロアはアーモンドアイとステルヴィオ、サートゥルナーリアをはじめとしてSpecialクロスから活躍馬が多く出ています。これはキンカメ系全体的に傾向なので今更という感じではありますが、血統的にこれはかなりのプラスだととらえています。出資の検討をするまで調べたことがありませんでしたが、母のモシーンはFastnet Rock×Stravinskyという字面からゴリゴリのスプリンターかと思えば、1200mから2500mまで幅広い距離でG1を勝った馬だったんですね。姉のパロネラは1600m~1800mの馬でした。現状の馬体や血統を見るとマイル以下の距離がいいのではないかな?と思いますし、ロードカナロア産駒もここ数年は中距離ランナーというよりは単距離にシフトしている気がするので、そういう馬なのではないかという想定で見ていきます。姉のパロネラの時には血統で推している人が多くいたのですが、あんまり触れられず残念なので、好配合であろうことは再度強調しておこうかなと。

モシーンが最優先ではなかったのですが、最優先にするか相当迷いました。最優先にしたコケレールについてはこの次に書きますが、これでシルクに最優先制度ができてから全部最優先とした馬に出資することができています。「シルクでは欲しい馬が買えない」って言ってる人が多かった今年(に限らずですが)の募集を傍から見ているとすごく違和感を感じるんですよね。自分はシルクの札束ゲームに嫌気がさしてキャロットに特攻して出資していたことがあるんですが、札束以上の母数の差がありました。最優先にして3年連続で外したなんて人もいるように、思い通りの出資ができないので見切りをつけたのですが、それと同時にシルクにも最優先制度ができ、うまく出資できるようになりました。「欲しい馬が欲しいのだからそれが買えないのはありえない」という意見は至極真っ当で、言いたいことはわかるのだけど、それなら買える範疇を探って出資したいなと。今のシルクはギリギリそれができていると思うのでラッキーだなと思っています。

同じロードカナロア産駒でピラミマの2019はモシーンと対照的に人気上位となっていました。価格はピラミマよりモシーンのほうが高いにも関わらずです。確かにサイズ的にも見た目にもウォーキングも素晴らしかったけど、モシーンがそれ以下で終わってしまうという程のものも感じませんでした。だったらこっちで夢をみると思えるくらいには良かったと思うし、そういうギャップのおかげで手元まで転がってきてくれるみたいなことがあるのでシルクに最優先ができてからの募集は楽しいですね。来年楽しめるか確証はないですが、おそらく来年もやることは一緒です。

ターファイトで2頭に出資したので出資報告記事です。世代3頭に収めたいとはなんだったのか。血統的印象ということでプレビュー記事を書いていますので、下記を参照の上でご覧いただければ。


無題
マンテラライの2019(父モーリス/母父Catcher In the Rye/藤岡健一厩舎)
血統的な評価はプレビューの時に書いてある通りですね。今年「ドゥラメンテとモーリスの二年目産駒」を狙っていました。詳しくはシルクの出資馬検討記事(というか検討結果報告記事)を書くときに記そうと思いますが、色々と検討していくなかで「こっちのモーリスのほうが良いのでは?」となったことから申し込みました。あとはいつもならドカンと人気する谷川牧場の馬がモーリスというだけでチャンスがあるなら、そのチャンスに懸けたいなという気持ちですね。ツイッターでの話とか見るとニシノマザーアースの2019とかどれだけ人気したんだろう…と。

モーリスはイマイチ血統的なツボが見えてこないのですが、この1年見たところ「身体はできている」という馬が多いように感じました。府中と阪神の新馬戦でポンポン勝ち上がりそうなところを勝てないのですから、いわゆるDanehill注射とStorm Catのお助けが入るこの馬は早いうちからスイッチが入りうるのかなと。形も良いし動きに力強さも感じるので動きには文句ないです。ブライアンズタイムも父系の存続が危ういですが、結局「Roberto系は牡馬」で落ち着いてくれれば。掻き込みが凄いなぁと動画を見たときに思っていて、場長もダートかも…って話をしていて「そうだよな…」と思ったのですが、そんな走り方で有馬記念連覇したグラスワンダーという馬がいまして…というロマンを感じました。この繁殖が導入された時から産駒に行きたいと思ってたのでね。厩舎もマーガレットリバーで経験してるので、過程を見守りながら夢が見られたらいいと思っています。

無題2
ルパンⅡの2019(父ダイワメジャー/母Medagliad'Oro/吉岡辰弥厩舎)
当たり前にめちゃくちゃ人気してた感じだったので、今更どうこういう必要はないですかね。何がここまで人気したんだろうと純粋に知りたいと思っています。谷川牧場…吉岡厩舎…血統…馬体…色々ありますが、どこが推し要素だったのかなと。自分は断然血統です。ダイワメジャーという馬は一口を始めた年が初年度産駒だったんですよね。今回が初ダイワメジャー産駒です。(カレンブラックヒルはいますが)ダローネガとかサンブルエミューズが走ってた頃からどんな血統が合うのか勉強していたし、いつか出資したいと思っていたのですが、ついに血統が理想形で馬体も納得できる馬に出会えたと思っています。落選覚悟の抽選だったのでこれは本当に嬉しいですね。イメージはレシステンシアです。桜の舞台で姿が見たいですね。

Medagliad'OroというかEl Pradoとか、GhostzapperというかAwesome Againみたいに自分には苦手な血統が存在します。でも結局苦手な理由って「自分がわからないから」なんですよね。馬が良ければどうでも良い。ドレフォンを見た後に母父Ghostzapperだよって言われてもどうでも良い。自分は好きから入っていくことが多くて、そこから派生して血統を覚えているしピックアップもしているのですが、きっと苦手な馬ってそこに当てはまってこなかっただけなんです。ただ注目して見たことないからわからないだけでした。そんなときにはその馬たちの現役時を見るのがいいですね。下の動画シリーズを見るのが好きなのですが、再生回数を見るとクオリティーに対して見合ってないと感じるのでもっと見られてほしいなと。あなたの出資馬に流れる血の馬がいたら見てみるのはどうでしょうか?

というわけで2頭に出資しました。とは言え1000口馬なので実質1頭みたいなものですけどね。1頭みたいな金額で2頭の素晴らしい馬を応援できると考えています。シルクとの兼ね合いで色々と考えるべきことがありましたが、おそらくこちらが例年通りの出資でしょう。シルクはいつも通りじゃない出資かなぁと思っているのですが…まぁそれは次の記事で。

先日の未勝利戦でデビューをしたレヴドゥギャルソンは16着でした。
レヴドゥギャルソン
高野友和調教師
「もうちょっとスタートがトレセンでは出ていたのですが、本番では出なかったですね。鞍上も『まだトモが競走馬っぽくなくて、進んで行かなかったです。これからの馬ですね』と言っていました。現状、北村騎手も良く乗ってくれたとは思いますし、この馬なりには頑張って走っては来たのかと思います。ここまでトレセンでずっとやって来れた様に頑張ってはくれています」

客観的に見てこの結果は残念なものなのでしょうが、個人的には肩を落としてガックシという感じではないです。この馬も経過を追ってみましょう。

2020-07-15 高野調教師
「今日はお姉さんと併せましたが、一杯一杯に追っても、あまり変わっては来ていないと感じる内容でした。終いがガツンとお姉さんみたいな手応えがあれば良いのですが…。ゲートも週1日は練習をしていますが、正直速くはなく、現状でレースに出ると恐らくは後方でポツンと置いていかれてしまい、恐らく兄のグランソードのデビュー戦の二の舞になりかねません。もう少し練習が必要と思うのと、追い切りの内容にも変化が欲しいので、デビューはもう少し先にします」
2020-07-29 高野調教師
「今日もブリンカーを装着して追い切りました。相手は未勝利馬で、あまり調教では動かない馬ですが、こちらも促さずに進めてこれて、少し馬を待たせて脚を溜める余裕がある位には動ける様になっています。終いビュッとは来ませんが、それでも態勢は整ったと言って良いと思いますので今週登録を行います。ゲートは相変わらず褒められる感じではありませんが、騎乗予定の北村騎手には『想像している以上にゲートを出ないから、その前提で気を付けてしっかりと出して行ってほしい』と指示しています。スタートで離されず、何とか馬群についていってくれたらと思います」


パドックで見た印象もまだ全体的にネジが閉まっておらず緩いなぁという印象でした。谷川牧場での育成段階から時間がかかりそうということが触れられていたのと、これらの経緯からもちろん期待したいけどそれを前提に観戦するのは違うかなと思っていました。全兄のグランソードのデビュー戦は何も振れ幅がないところからのあのレースで多分出資会員さんもがっかりしたと思うのですが、それを思うと「あんな感じかな」という想定があったので、スタートで加速がつかなかったところからはそういう感じで見ていました。何もないまま終わってしまうかなと思ったので、最後に少しでも伸びていたのはプラスに受け取りたいですし、高野師が「この馬なりに頑張ってくれている」と触れているのはそういう部分かなと思います。
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この画像はデビューした日からちょうど2年前、レヴドゥギャルソンが1歳の時に見学に行った時の写真です。当歳の募集時の写真もそうですが筋肉量が豊富で、いうなれば中学生なのに筋トレのしすぎで背が伸びなくなっちゃった野球少年みたいな感じでしょうか。1歳なので中学生という表現が正しいのかわかりませんが。2歳馬と比較しても遜色ないんじゃないかと感じるくらいの馬体の持ち主でした。

おそらく自分は予兆のようなものを感じてこの記事を記していたと思うのですが、結局3歳のデビュー戦までにネジが閉まることはありませんでした。この記事の中での書いていますが、”この先にあるはずの姿が鍛えてない段階で出ている”のは良くないことなのかなと。なかなか判断が難しいですけどね。当歳でも一歳でも「こいつすごい馬体だな!」って馬はいるわけです。今年のターファイトの募集でもいますし、そういう馬の良し悪しってのはほんと難しいなと。自分は生で見たうえで良いと思っていますからね。

色々書きましたが、この馬が今後どういうレースを見せてくれるようになるのかとても楽しみにしています。当歳から成長を見ているのは先にデビューして勝ち上がったクォリティタイムとこの馬の2頭が一番最初ですからね。悪いことばかりじゃなかったと思うし、ここから先は上がるしかないですからね。脚元に気を付けてどんどん鍛えていければ楽しみです。

土曜日の阪神5Rの新馬戦でヴェールクレールがデビュー戦勝利を飾りました!
無題
※画像はシルクHC公式HPより
高橋亮調教師
「おめでとうございました。調教では特に癖もなく、素直で従順な馬でしたので、初めての競馬でも力を発揮してくれると期待していましたが、その通りのレースをしてくれましたね。レース後、福永祐一騎手に聞いたところ、『まだ全体的に幼くて課題は色々あるけど、こちらが考えていた通りのレースをしてくれました。まだまだ良くなってくると思うので、成長が楽しみですね』と話していました。ジョッキーが今後のことを考えて競馬を教えてくれたことがこの後に繋がってくるはずなので、良い経験になったと思います。これで焦らず馬の成長を促しながら使っていくことが出来ますし、トレセンに戻って状態を確認した後は、心身ともにリフレッシュさせるためにノーザンファームしがらきへ放牧に出す方向で考えています」


レース前は、特に新馬戦の前なんて色々なことを考えるんですが、この馬に関しては事前に書いているようにある程度の手ごたえを感じていたので、「勝てる。もし負けるなら相手が強かったということ」という割り切り方ができていました。とはいえできれば強く馬であってほしいと思うのは間違いないですよね。だからレース前はドキドキしていましたね。緊張しました。

一応仕事中だったのでそもそもしっかり見れるかどうか…というのもあったのですが、ありがたいことにパドックもレースもグリーンチャンネルwebで見ることができました。パドックで見た印象はこれまで想像していた姿と変わりなくよかったですね。レースは五分のスタートから先頭集団の馬群の中での競馬になりました。事前に「切れというよりは長く良い脚を使うタイプ」という話があったので、ある程度先手を取って押し切るような競馬を想定していたので大丈夫かな…と思いながらでしたが、4角回って外に出せたときには、とりあえず形としては完璧かなと思ったので後は伸び次第だと思いました。確かにスパッと切れるという感じじゃなかったですね。外からきたシゲルセンムの脚が上回りそうでしたが、坂を上ってからグンと伸びる感じはすごく良かったと思いました。

出資した時は鞍上福永祐一で…とか色々書いていますが、思い描いていた理想通りにここまできました。初めて坂路の動画が出たときから「これは走るんじゃないか」と思ったのも間違ってなかったと思います。これは一口馬主をやってて一番嬉しい瞬間です。この世代は2016年世代の失敗(敢えてそう表現しますが)を踏まえてのリストアップでした。今のシルクは低実績の人間にはあがいて一頭入魂みたいな形になっていますので、そういう面でも魂が通じた感覚です。前年に最優先枠を使ったアステリアが未出走引退となったように、絶対の自信があるわけじゃありません。もがいてもがいて掴んだ出資馬なので嬉しいですね。最低でも一勝を掲げているので合格点でしょう。ここから先のことは自分にとってボーナスステージみたいなものです。良いものを見せてくれるような気がしています。

アグネスタキオンの産駒に出資したくて一口馬主を始めました。出資をした年はラストクロップの世代でした。その後母父として名前が刻まれた馬は多く見てきました。でもどうも納得できなかった。タキオンの血が入っているから結果は度外視なんて言ってしまうこともできませんでした。母母父だからあまり関係ないとも自分は思いません。だからこの馬を選べたことは格別な感覚です。血統評論家の望田氏の文章の中で「リオンディーズで勝ち上がった馬(4頭)のうち3頭はノーザンダンサーのクロスがない」と触れられていました。クロスを持っているのはヴェールクレール1頭なんですよ。それってアグネスタキオンがノーザンダンサーの血を持っていないことが大きいのではないかと思っています。だとしたら血統表の中で「良い味を出してきた」のかなと。

夢を書いておきます。来年の桜の舞台に出ていてほしい。今後はしばらくゆっくりするみたいですので成長した姿を次走でも見たい。それが実って桜の舞台に繋がればいいですね。

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